働く男女に聞いた! 会社で個人的にしている災害対策
いつ起きるかわからない大きな地震などの災害。これまではまだ経験したことがない人も、いつ大きな被害にあうかわかりません。2011年の東日本大震災を受けて、日頃からの備えが大事だという認識があらためて広がった現在。職場にいるときに災害にあってしまったときのためにはどんな対策を用意しているか聞いてみました。
〈男性の場合〉
■非常食などの備蓄
・「水とか非常食とかが備蓄されている」(38歳男性/通信/技術職)
・「懐中電灯や非常食を置いておく」(32歳男性/その他/その他)
大きな災害であれば交通機関などもまひして、自宅へ帰れず会社に残らなければいけなくなることもあります。数日間は過ごせる程度の食料や、停電時に使える懐中電灯を用意しておくことは大事ですね。
■家族と合流できるよう準備を
・「連絡手段や集合場所などを決めておく」(32歳男性/情報・IT/事務系専門職)
・「家族と避難場所や連絡方法を決めておく」(28歳男性/自動車関連/技術職)
震災時には携帯電話がつながらなくなってしまうことがよくあります。家族の安否が確認できないのは不安ですから、事前に何かあったら避難する場所や連絡を残す場所・方法を決めておくといいですね。
■棚や高いところにあるものの固定
・「高いところに置いてる書類などはストッパーでとめています」(30歳男性/情報・IT/その他)
・「棚など固定具で固定して倒れないようにする」(34歳男性/情報・IT/クリエイティブ職)
大きな揺れがきたとき、棚や高い場所においてあるものが落ちてきたりするととても危険です。危なさそうなものはあらかじめ固定しておくと安心です。
〈女性の場合〉
■避難経路は確保しておく
・「みんなで避難経路の確認など不定期だが行っている」(31歳女性/医療・福祉/専門職)
・「逃げ道は頭の中で把握しておく。東日本のときはドアは開けっぱなしにして出られるようにしました」(26歳女性/小売店/販売職・サービス系)
災害が起きてからとっさに避難経路を探そうとしても慌ててしまうばかりですから、普段からもしものときはどんな経路で逃げるか決めておくことも大事ですよね。ドアをあけたままにしておく、というようなことも知っておくとさらに安心できます。
■職場の避難訓練には積極的に参加
・「災害訓練を定期的に行う。日頃から災害に備えて職場の環境整備」(27歳女性/その他/事務系専門職)
・「毎月防災訓練がある。災害があった場合の役割分担が決まっているが、たまに実際に起こったときに自分がどう動いたらいいかイメージしている。実際に、地震予知の連絡が入ったときも、すぐにエレベーターやエスカレーター利用を止める呼びかけができた」(26歳女性/金融・証券/専門職)
少し面倒に感じるかもしれませんが、避難訓練を重ねておくことで本番でもある程度落ち着いて行動することができます。イメージトレーニングを重ねておけば迅速な対処ができ、自分のみならず職場全体の利益にもなりますね。
■意外と忘れがちな足元
・「特に何もしていないが、帰宅難民になったときのためにスニーカーを置いておくなどしておきたい」(32歳女性/その他/販売職・サービス系)
・「スニーカーを常備している。あと食糧が少しある」(35歳女性/その他/クリエイティブ職)
女性なら、職場にはヒールの高いパンプスなどで通っている人も多いはず。交通機関がまひしたり足元の状況が悪くなったりしたとき、それでは長い距離を歩くことができませんし、なにより走ったりするときにも危険です。スニーカーのような歩きやすい靴を職場においておくといざというときに便利でしょう。
まとめ
普段平和に暮らしていると、実際に災害の被害にあった地域のニュースなど見ていても、自分の身にもいつか降りかかるかもしれない出来事だという意識が薄れがちですよね。誰にとっても他人事ではないんだという意識で、日々防災につとめましょう。
(ファナティック)
※画像はイメージです
※『マイナビウーマン』にて2016年8月にWebアンケート。有効回答数209件(25歳~35歳の働く女性)、200件(25~35歳の働く男性)
※この記事は2016年09月29日に公開されたものです