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早く返済地獄から抜け出したい! 奨学金を早く返す方法

フォルサ

日本学生支援機構によれば、奨学金は大学生の5割(51.3%)が受給しているという調査結果もあるそうです。給付制の奨学金もありますが、ほとんどは貸与制で、大学を卒業して社会人になった時点で借金を背負っているという状況なのです。借金はできるだけ早く返済して、将来に備えたいところ。返済を早く終わらせるために、どんな方法があるのでしょうか? 男性のみなさんに聞いてみました。

返済のためのお金を増やす

・「副業をする。無駄遣いをしない」(36歳/その他/事務系専門職)

・「給与額が少ないのであれば、副業を行って返済に当てるのがベストだと思う」(38歳/不動産/専門職)

・「高時給のバイトや社員の場合は賞与で返済をする」(37歳/小売店/販売職・サービス系)

就職するとすぐに返済がはじまります。とはいえ、就職直後の給料は少なくて当たり前。給料だけは返済が難しいので副業をしたほうがいいのでは? という意見。奨学金自体の金額は減りませんが、利息を少なくする方法として、返還期限猶予に申し込むという手があります。税込み年収が300万円以下なら返還が猶予されて、この期間は利息がつきませんから貯蓄に回すことができます。

返済方法を考える

・「無駄遣いせずに貯蓄した結果、ある程度で一括返済した。飲みに行くにも服を買うにもある程度安いかたちで満足しておけば、無駄は防げると思う」(38歳/学校・教育関連/経営・コンサルタント系)

・「ボーナスなどの大きな収入をそのまま返済に当てたほうが計画的に返せると思う」(33歳/マスコミ・広告/専門職)

・「繰り上げ返済できないなど非常に面倒なので、専用の口座を作り早めにお金を作る。そこから毎月自動振り込み」(39歳/自動車関連/技術職)

・「学業と並行してアルバイトも頑張る。就職してからだけだと厳しいので、早めに余裕を作っておく。」(28歳/学校・教育関連/販売職・サービス系)

奨学金はローンと一緒で利息が付きます。できるだけ利息がかからないようにする方法として繰り上げ返還があります。繰り上げ返還をするためには専用のリレー口座を作ります。返済するための貯蓄とは違和感を感じるかもしれませんが、利息を減らすことが支払う金額の減額に繋がります。

できれば借りないこと

・「奨学金自体借りることがまず間違い」(39歳/その他/事務系専門職)

・「奨学金が名前だけで実際にはローンであることをしっかりと受け止めた上で利用すること。利用した場合には家賃が低い所に住む。また治験などに参加をするというのも手だと思う」(33歳/その他/その他)

給付型の奨学金でなければ、一時的にお金を借りていることなので、必ず返済しなければいけません。それを理解した上で奨学金は利用すべきですが、親に学費を頼れない場合は考えてしまいますよね。前述の調査によれば親の年収が1千万円以上の受給学生が11%もいるそうです。不可解な気もしますね。

まとめ

今回のアンケート対象者は、あまり奨学金を使っている人はいなかったようです。繰り返しになりますが、奨学金はローンと同じです。返済免除の方法もありますが、本人が返済できないような精神・身体の障害がある場合や、大学院で一定の業績を上げた場合に限られるので、卒業して社会人になったならば現実的ではありません。返済を軽くする方法もありますから、情報を集めたほうがよさそうですね。

※画像はイメージです

※『マイナビウーマン』にて2016年8月にWebアンケート。有効回答数208件(22歳~39歳の働く男性)

(フォルサ/岩崎弘美)

※この記事は2016年09月06日に公開されたものです

フォルサ

ライティング、編集、DTPまで手がける制作グループです。
“フォルサ”はポルトガル語です。「がんばれ!」と応援する言葉ですが、サポートするという意味もあります。女性の為になる情報を間口を広く扱っていきます。

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