円満退職「できた人」と「できなかった人」の違いとは?
退職の理由はそれぞれですが、できればスッキリ円満退職したいですよね。円満退職できた人も、できなかった人もいます。それぞれに実体験を聞いてみました。
Q. 前社の退職は円環退職できましたか?
はい……76.95%
いいえ……23%
全体の約77%は、スッキリ退職できたという回答でした。意外に多い結果になりましたが、どんな状況だったのでしょう?
円満退職できた
退職理由から
・「一応、キャリアアップという名目だったので」( 33歳/その他/クリエイティブ職)
・「不満で辞めたわけではないから」(28歳/生保・損保/営業職)
・「体調を崩してやめざるを得ない状況だったから」(29歳 /学校・教育関連/専門職)
退職理由が、キャリアアップなど前向きなもので、それまでの職場環境がうまくできていれば、応援して送りだしてくれるようです。また、健康に関しては会社側も何も言えません。
人間関係が良好だった
・「人間関係はよかったし、仕事や引き継ぎもやれるだけのことはやって辞めたので」(33歳/人材派遣・人材紹介/販売職・サービス系)
・「多くの人に引き留められ、辞めた後にも付き合いがあるから」(33歳/食品・飲料 /事務系専門職)
・「辞めても普通に会社に電話できるし、同期と飲むし、社長とFacebookで絡んでる」(24歳/金融・証券/営業職)
退職理由の中でも「人間関係のこじれ」は多い問題です。そうでない場合は、円満退職できるハードルがだいぶ低くなるようですから、できることなら上司、同僚とは良好な関係を築いておきたいですね。
綿密な計画を立てた
・「4カ月前に退職届を出して引き留められたが、断固拒否して引き継ぎに専念。しっかりと引き継ぎも済ませたので最終的には円満だった」(27歳/建設・土木/事務系専門職)
・「円満退職するために戦略を練ったから。上司ともめることがわかりきっていたので、上司に知らせる前に人事部と話を付けて決定事項にしたし、それでもグダグダ言ってきそうだったから、過去にされたパワハラになりそうなことを引き合いに出して人事部長を完全にこちら側につけた状態でやめる宣言をした」(32歳/自動車関連/技術職)
スッキリ円満退社したいためとはいえ、なかなか大変な作業でしたね。会社によってそれぞれのようですが、円満に退社できた人は3カ月前に使えておいたという声が多かったです。
円満退職できなかった
人間関係が悪いので
・「辞めると言ったらうわさになるから」(29歳/その他/その他)
・「パワハラ上司が最後まで嫌がらせするというエピソードがあります」(30歳/運輸・倉庫/技術職)
・「人間関係のこじれだから、円滑に行くわけがない」(26歳/アパレル・繊維/販売職・サービス系)
職場の人間関係が原因で退職する場合は、円満にはいかないことを覚悟したほうがいいかもしれませんね。我慢もあともう少し……と考えて耐えて、有給を使い切ることがいいのでは。
辞めさせてくれない
・「数ヶ月前に申し出たのに嫌みを言われた」(29歳/小売店/販売職・サービス系)
・「どうしても残ってほしいと最後まで引き留められたのを無理やりやめたから」(28歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)
・「試用期間でやめたいと行ってもやめられなかったので、診断書をつけて退職した」(31歳/医療・福祉/専門職)
人手不足の会社なのかもしれませんが、辞めさせてくれないので、出社しなくなったという声もありました。その後のお給料などはちゃんは入ったのか、ちょっと心配になります。
まとめ
退職・転職がうまくいくのも、いかないのも「人間関係」が重要なポイントのようです。入社時にわかるものではないですから、事前にうわさなど調べられれば、そのほうがよさそうです。退社したあとでも、同じ業界で仕事をしていればその後も顔を合わせることがあるかもしれません。その時に気まずい思いや、今の仕事に影響を出さないためにも、人間関係には気を配りたいですね。
マイナビウーマン調べ
調査日時:2016年5月25日~5月30日
調査人数:113人(22歳~34歳の女性)
※画像はイメージです
(フォルサ/岩崎弘美)
※この記事は2016年06月18日に公開されたものです