会費高すぎじゃない!? 「結婚式の2次会の相場」をプロが回答!
結婚式の2次会の会費に、疑問を持ったことはありませんか? 飲食やビンゴゲーム、余興と、どの2次会も内容にほぼ差はないのに、主催者によって会費の金額はまちまち。そこで2次会の金額はいくらが相場なのか、を出席者の立場から答えてもらいました。また、マナー講師による2次会のアドバイスもご紹介。これから結婚式を控えている人は要チェックです!
働く女性の考える2次会会費
まずは働く女性たちにアンケートで聞いてみました。
●3000円
・「メイクや服装、ご祝儀、2次会費までともなるともうお金が出せません(ーー;)3000円でもキツい」(33歳/小売店)
・「披露宴で食事をいただいているため、そんなに飲んだり食べたりすることは出来ないから」(28歳/医療・福祉/専門職)
・「高くし過ぎると、女性は特に元を取れないから行きたくない」(31歳/商社・卸/事務系専門職)
披露宴に続いて出席する場合は、衣装やメイク代も合わせると出費がつらいですね。食事もたくさんいただいた後なので、2次会の飲食はドリンク1、2杯で終わってしまう、という人もいるのではないでしょうか。
●5000円
・「ご祝儀ももっていってるので、これ以上高いときつい」(27歳/医療・福祉/事務系専門職)
・「食事、景品を考えてもそのくらいの価値かなと思うの。高すぎると行きたくない」(32歳/食品・飲料/事務系専門職)
・「そもそも景品がエスカレートして、料理と金額が見合ってなさすぎる。本来は新郎新婦を祝うのに、2次会の景品のために余分に会費を払ってる感覚。しかも、幹事がセンスないと景品当たってもまじでいらない」(34歳/農林・水産/事務系専門職)
5000円以上はきびしい、という意見が多数を占めました。ゲームで景品が当たらないと損した気分になりますね。この金額で余興が胴上げや新郎新婦のキスだけだった場合、参加者の怒りをかってしまいそうです。
●7000円
・「だいたい今まで行った2次会がそのくらいだった。料理4000円と出し物など参加費3000円」(34歳/情報・IT/技術職)
・「今まで参加してきた2次会で一番多かった額。レストランや会場の部屋を貸し切りにしているので、いろいろと計算してみても、それ位が相場だと思う。」(26歳/小売店)
・「料理代やらお祝い代やらを含めたら、このくらいが妥当だと思う」(27歳/医療・福祉/専門職)
7000円から8000円が相場という意見が多くて驚きました。披露宴に出席しないならよいのですが、両方となると出費がきついのではないでしょうか。豪華な2次会が期待できる金額、ではありますが……。
マナー講師に聞く! 2次会の会費の相場
「披露宴でご祝儀を包むのに2次会まで出たくない」「参加しない」という意見も多くみられました。ドレスや着物で披露宴と2次会の両方に出席すると、慣れない衣装を長時間着ることになって疲れます。ただの飲み会である2次会には出たくない、という意見もよくわかります。
それでは2次会の会費はいくらが相場なのか、ブライダル司会者であり、マナー講師の保田沙矢香先生にうかがいましょう。
「2次会の会費で一般的なのは、男性が8000円~9000円、女性が7000円~8000円と言われています。
縁起がいい数字というのも、めでたい席ならではですね。『末広がる』という意味がある8、『ラッキーセブン』の7 を使って、男性8000円 女性7000円 というケースをよく聞きます」(保田先生)
幸福を願う数字で縁起をかつぐ、ということですね。
では、2次会を主催する立場として、出席者に楽しんでもらう会にするために、どのようなことに気を配るべきでしょうか。
「主催者が2次会のお金で黒字にして儲けようというような考えはタブーです。あくまでも、時間を割いてお越しくださるゲストの方々に楽しんでもらえることを考える必要がありますね。
まずは料理がおいしいこと。ぜひ実際にランチなどで、味を確かめることをオススメします。また余興では、よくゲームがありますが、2次会の景品を選ぶなら、男女ともに喜んでいただけるような、今人気の品なども選ぶと効果的です。トレンドアイテムは常に変化しますので、アンテナを広げていろいろな情報を取り入れた品にされると、センスがいいと喜んでもらえます。
そして、友人に2次会の幹事や司会を頼まれるケースがまだまだ多いと思いますが、やはり、プロの司会者に頼むと2次会の質がグっと高まりますよ。『やっぱり、プロはちがうね!』『今まで参加した2次会の中で一番楽しかった!』など、声をかけてもらえます」(保田先生)
出席者の目線に立った会場選びや、余興が大切なのですね。主催者、出席者ともに満足できて、思い出に残る2次会ができるといいですね。
まとめ
「自分が2次会をしたときに食事代飲み物代、会場費、ケーキ、景品を用意したら一人1万円くらいになった」という経験談もありましたので、値段についてあれこれ言ってはいけないのかもしれません。2次会に出席したら会費のことは忘れて、新郎新婦の門出を心からお祝いしようではありませんか。
(オダ マユミ/OFFICE-SANGA)
※『マイナビウーマン』にて2016年4月にWebアンケート。有効回答数405件(22~34歳の働く女性)
※画像はイメージです
※この記事は2016年05月08日に公開されたものです