めっちゃ、ばり、ぶち、ぼっけえ! 女子の出身地別「すごく」のバリエーションランキング
最近ではテレビの影響で、地方でも標準語化されていることが多くなってきました。それでもやはり地方にいくと、さまざまな方言が使われているものです。そこで今回は女性のみなさんに、「とても○○」や「すごく○○」と言うときに何というのかを聞いてみました。
女性に聞いた出身地の強調言葉ランキング
Q.あなたの出身地では、「とても○○」や「すごく○○」と言うときの「とても」や「すごく」にあたる部分(強調する言葉)をなんといいますか?
・1位 「めっちゃ」……33.3%
・2位 「すごく・すごい」……21.4%
・3位 「超」……8.2%
・4位 「とても」……7.5%
・5位 「えらい」「ぶち」「でら」「なまら」……各2.5%
※6位以下省略、複数回答可
およそ3割以上の方が、とてもやすごくを「めっちゃ」と言っているようですね。みなさんの地方ではどのような言い方をするのでしょうか。
1位 「めっちゃ」
・「めっちゃ。愛知県です」(28歳/医療・福祉/専門職)
・「広島。めっちゃ、ぶち(私は使わないけれど)」(31歳/食品・飲料/その他)
・「大阪。めっちゃ。ごっつ」(28歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)
・「奈良県。めっちゃ」(32歳/金融・証券/事務系専門職)
すごくやとてもの意味で関西圏で使われているのは「めっちゃ」が圧倒的に多いようですね。西日本圏内でも、多く使われているようです。大阪ではほかにも「ごっつ」という方言があります。
2位 「すごく・すごい」
・「とても、すごく(そのままです)神奈川」(33歳/その他/クリエイティブ職)
・「すごい。東京」(31歳/金融・証券/事務系専門職)
・「すごく。埼玉」(28歳/金融・証券/事務系専門職)
関東圏では「とても」や「すごく」は、そのまま標準語で表現するようになるみたいですね。関西圏では「めっちゃすごい」という言葉もあるのですが、すごくで直訳すると、少し不思議な感じがするかもしれませんね。
3位 「超」
・「東京。超」(34歳/運輸・倉庫/事務系専門職)
・「超。神奈川」(30歳/機械・精密機器/事務系専門職)
・「愛知。超」(27歳/機械・精密機器/事務系専門職)
「とても」や「すごく」を「超」で表現する方も多いようです。こちらは方言というよりは現代用語として利用されていることが多く、若者言葉として知られていますよね。アラサー世代はとてもなじみがあるのではないでしょうか。
4位 「とても」
・「茨城。とても」(32歳/その他/販売職・サービス系)
・「神奈川。とても」(25歳/自動車関連/技術職)
「すごく・すごい」と同じように、関東圏では「とても」という言葉も使うようです。すごくやすごいよりは、どちらかというと丁寧な言葉として利用されることが多いのかもしれません。
5位「えらい」「ぶち」「でら」「なまら」
・「えらい・山梨」(28歳/団体・公益法人・官公庁/専門職)
・「ぶち・山口県」(26歳/自動車関連/営業職)
・「愛知/でら」(27歳/電機/事務系専門職)
・「なまら、北海道」(29歳/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)
各地域からいろいろ出揃いました。標準語圏の人にはもしかしたらつうじないものもあるかもしれませんね。どれも「とても」にも「すごく」にも似ても似つかない言葉です。方言っておもしろいですね。
まとめ
同じことを意味する言葉でも、地方によってはさまざまな言い方をするものです。ほかにもさまざまな地域の言葉がアンケートでは挙がりました。福岡では「ばり」や「ちかっぱ」という方言を使うようです。岡山では「でーれー」や「ぼっけぇ」なんて言うようですね。あなたの地域では「すごい」の代わりにどんな言葉を使いますか?
(ファナティック)
※画像はイメージです
※マイナビウーマン調べ(2016年1月にWebアンケート。有効回答数159件。22歳~34歳の社会人女性)
※この記事は2016年02月05日に公開されたものです