いつものニットがちょっぴり「セクシー」に 最旬「スリットニットスタイル」
寒い季節に大活躍なのが「ニット」ですが、秋からヘビロテしているだけにちょっと飽き気味という人も多いのでは? そこで、マンネリ打破としておすすめなのが、今季新たに登場した「スリットニット」。ジェニファー・ローレンスやオリビア・パレルモといった海外ファッショニスタが、早くもデイリーに取り入れるほか、人気モデルの紗栄子さんが大人カジュアルブランド「DRWCYS」とのコラボアイテムを手掛けるなど、そのブームはこれから盛り上がりそうな予感! スリットニットの魅力をスタイリストの内田さんに教えてもらいました。
なぜスリットニットが登場したの?
内田さんいわく、スリットニットが人気となったポイントは、「スリットによる動きやすさ」と同時に、「適度に体のラインを出せる」ところなのだそう。
「今季の大きな流れであるジェンダーレスに沿った、メンズライクなアイテムに組み合わせても、女っぽい雰囲気を作れることで視線を集めたのではないでしょうか。1枚コーデにプラスするだけで、どんなスタイルでも女性らしさを表現できる、オトナ女子にぴったりなアイテムなんです」(内田さん)

1枚は手に入れておきたいスリットニット
今冬のマストバイ! 人気スリットニットの特徴
今年発売されたスリットニットで多くみられるのは、カーキやグレーといった今季の流行色。着回し力の高いカラーのため、誰でも気軽にファッションに取り入れられます。また、背中側が長く、スリットの深すぎないデザインが主流となっているため、ヒップラインをカバーしてくれる着やせの効果も。前はゆるめにボトムインし、背面をアウトにして着こなせば、足長効果とあわせて、こなれ感の演出にも◎。

バックが長めのショート丈スリットニット。フロントを一部インし、バックをアウトすることでサーキュラースカートのラインをきれいに生かせるため、スタイルアップ効果ものぞめます。カジュアルなニットも女性らしい雰囲気に。
スタイリストさんに聞いた! トレンドをおさえるコツ
体系カバーもできる「スリットニット」ですが、着こなしで旬っぽさをだすには、ワイドパンツやガウチョパンツなど、流行中のボリュームボトムとあわせるのがマスト、と内田さん。なんでもワイドなシルエットのボトムと相性が抜群なんだとか。ボトムの広がりをおさえないので、きれいなシルエットがそのままたもてるそうです。トレンドアイテム同士の組み合わせで、気軽に最旬コーデが作れます。

ロングスリットニットワンピをワイドパンツ、スニーカーと合わせたカジュアルなリラックスコーデ。ボーイズライクな着こなしでも、スリットによって女っぽいイメージを演出できます。
また、タイトな膝丈のスカートをあわせて、女っぽく仕上げるのも◎。内田さんおすすめは、インナーに濃いめのアクセントカラーをあわせた“さし色”コーデ。スリットが揺れるたびに見えるインナーカラーで、視線を集めましょう。
もこもこ着ぶくれはイヤ! 上手にレイヤードして着こなす方法は?
暖かくてかわいいニットですが、コーディネイト次第で着膨れの原因に。そこで内田さん一押しのコーディネイトは、スリットニットベストをシャツの上に重ねた今年らしい組み合わせ。ボトムをガウチョパンツにすれば、より今年らしく仕上がります。歩くたびに広がるスリットが体のラインを出してくれるので、カジュアルでメンズテイストなスタイルでも、女性らしさを表現できます。

シャツにスリットニットベストを重ねたレイヤードコーデ。
スリットの入ったロングワンピースも、1枚で旬顔になれる注目アイテム。ロングスリットが入ったワンピースは、短め丈のタイトスカートと合わせてレイヤードしたり、ベルトでブラウジングしてチュニック風に着こなしましょう。重ねるアイテムの色に差をつけることで、スリットがより際立ちます。また、同系色でのセットアップを使えば、今季流行中のワントーンコーデを感じさせ、ぐっと新鮮な印象に。場面や気分に応じて、自分だけの着こなしを楽しみましょう!

深めスリットが入ったタートルロングワンピースと、ニットのショートパンツを合わせた上級レイヤードスタイル。レオパード柄の細ベルトでブラウジングすれば、全身にメリハリがでます。
(さとうまほ/Pistachio)
※この記事は2016年01月12日に公開されたものです