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プロ3人に聞いた! 働く女子が2015秋冬にするべきファッション(後編) ~「ボトルネック」「ラップスカート」「エコファー」って何?~

伊藤康江

前回に続き、ファッショニスタ3名がトレンドの最前線にいるからこそ知っている、リアルに流行っている最旬アイテムを厳選してお届けします。何を買ったらいいのかわからない……なんて、もう言わせません! 今どきアイテムを手に入れて、オータムデビューしましょう。

<写真左>
明石幸子さん(スタイリスト)
広告やCM、カタログをメインに、ファッション誌や女性タレントのスタイリングなどで活躍中。キッズからレディス、メンズまで、世代や性別を超えたトータルなスタイリングに定評あり。
<写真中央>
弓削桃代さん(ファッションライター)
アラサー世代の女性ファッション誌や書籍を中心に活躍中。ファッションのほか、インテリアや雑貨、収納術などライフスタイル全般に造詣が深く、お部屋取材の連載も持つ敏腕ライター。
<写真右>
高幣素子さん(ファッションブロガー)
3年前からはじめたブログ“モコーデ”で毎日私服をアップしたところ、話題となり、フォロワー数が2万人を誇る人気ブロガーに。モノづくりが得意で、手作りアクセサリーの販売なども行う。

パンツはガウチョ&ワイド、トップスはハイネック&ニットが2トップ!

明石さん:この秋冬はシルエットが変化したのが大きな特徴ですね。トップスもボトムスも、ワイドなものやロング丈が大ヒット

高幣さん:ガウチョパンツやワイドパンツが人気なのも納得です。

明石さん:ストンとしたラインのワイドパンツに対して、Aラインのガウチョパンツは、スカート派にもトライしやすい今季ならではのアイテムです。スカートよりもパンツスタイルが主流なので、ぜひ着てほしいですね。

ガウチョパンツ。

弓削さん:スカートもひざ下丈がメインに。夏くらいからミモレ丈スカートが話題になっていましたね。

高幣さん:ふくらはぎ中ほどくらいのハンパ丈スカートですよね。

明石さん:ボトムスは、ひざ下丈であることが絶対条件! と言ってもいいかも。ちょっと前に流行ったタイトスカートやペンシルスカート、プリーツスカートなども長め丈に移行しています。

高幣さん:歩くたびに揺れる感じがフェミニンなアコーディオンプリーツスカートも気になります

弓削さん:70sのレトロクラシカルな雰囲気が大人っぽいですよね。あとラップスカートもよく見かけます。やはり長め丈ですね。

高幣さん:ワンピースだけは、個人的にはひざ上丈が希望かな。長め丈だと、コンサバすぎて“お嬢さん”みたいな感じになってしまいそうで。この間、スウェット素材のボトルネックのワンピを購入したのですが、タイツ×スニーカーでカジュアルに着こなすつもりです。

明石さん:ボトルネック可愛いですよね。ボトルネックやハイネックも今年はキテますね。小顔効果もあるし。
あとはニットが大豊作です。トップスだけじゃなく、ニットのガウチョパンツもリリースされていましたよ。

右:ハイネックニット&ラップスカート。中央:ボトルネックのニット&ニットのガウチョパンツ。(出典: www.fashionisers.com)

弓削さん:えー、ニットのガウチョパンツですか!? 新しい!

明石さん:そうなんです。けっこうニットのボトムスも流行っていて、やはりガウチョパンツやワイドパンツなどのゆるシルエットのものばかりです。上下ニットを合わせて、セットアップ風に着るのもおすすめです。

高幣さん:ニットは私も注目しています。ニット×シャツやニットベスト×シャツなど、シャツとのレイヤードを楽しみたいなと。ニットから襟や裾を出すと、簡単にこなれた感じになると思います。シャツとニットのセット売りをしているブランドもありました。

明石さん:シャツといえばレトロブームにのって、ボウブラウスにも注目が集まっていますね。襟元にボウタイ(リボン)のついたブラウスで、とろみ素材のものが多いです。

ボウブラウス。

弓削さん:デニムシャツも欲しいな。羽織ったり、肩がけしたり、腰に巻いたり、いろいろアレンジも効きそうな気がします。

●今季着るべきトップス……

・ニット
・ハイネック&ボトルネック
・ボウブラウス

●今季着るべきボトムス……

・ガウチョパンツ
・ワイドパンツ
・ミモレ丈スカート
・ラップスカート

コートもロング丈がブーム!

弓削さん:アウターのトレンドはありますか?

明石さん:アウターもロング丈が人気です、だぼっと羽織ってウエストをベルトで絞るガウンコートや、ゆったりシルエットのチェスターコートもひざ下丈が多いですね。

ガウンコート。(出典: www.fashionisers.com)

高幣さん:コートがロング丈だと、インナーもロング丈が着られるのでいいですね、今までロングカーデを着たときに、コートとの関係性で悩むことが多かったから。

弓削さん:着丈のバランスって重要ですもんね。その点、全部が長いと重ね着しやすいですね。

高幣さん:重ね着といえば、アウターの重ね着も気になっています。寒がりなので、コートとダウンを重ねたいなと。マニッシュなチェスターコートに、カジュアルなインナーダウンとか。

明石さん:腕のモコモコが気になるときは、ダウンベストにしてもいいですね。

高幣さん:ユニクロのウルトラライトダウンが優秀ですよ。薄手で保温性も抜群です。キルティング風のステッチが入ったダウンも可愛い。

高幣さん愛用のユニクロウルトラライトダウン。

明石さん:あったかアウターといえば、エコファーコートも今年っぽいですよ。

弓削さん:エコファー?

エコファーコート。(出典: www.fashionisers.com)

明石さん:リアルファー、いわゆる毛皮ではなく、フェイクファーのことです。最近、クオリティが高くなってきて安っぽく見えないから、全然リアルじゃなくてもOKですよ。お値段も手頃でいいことづくめ! ファストブランドに詳しい高幣さんのおすすめブランドは?

高幣さん:H&M、GU、ユニクロ、ZARA、韓国の通販を利用することが多いです。あと穴場なのがZARA KIDS。164というサイズがあるので、大人でも十分着られます。トップスだと3000円、ボトムスだと4000円くらいで買えますよ。ちょっとボトムスはお尻が小さめですが(笑)。

●今季着るべきコート……

・ガウンコート
・チェスターコート
・エコファーコート

スカーフ、シルバーアクセ、フェルトハットなど、小物でアクセントを!

高垣さん:小物では、スカーフでアレンジを楽しみたいと思っています。大判のスカーフを三角形に折って首に巻いたり、バッグにつけたり。デニムやサロペットに合わせたいです。

明石さん:スカーフを手首に巻いても可愛いと思います。今日は、バッグにスカーフを巻いてきました。代官山にある古着屋で買ったヴィンテージのシルクスカーフです。トートバッグのように開口部がガバッと大きく開いているバッグのときは、中身をスカーフで隠すこともできるのでおすすめです。

ヴィンテージスカーフを巻いた明石さんのバッグ。

弓削さん:そろそろブーツもはきたい気分ですが、今季はロングボトムスが主流なこともあってショートブーツが多いですね。

明石さん:そうですね。ショートブーツやブーティは、1足はゲットしたいところ。サイドゴアのメンズライクなものから、ポインテッドトゥの女性らしいものまで、いろいろ新作が出ていますよ。

高幣さん:ポインテッドトゥ人気は、トレンドが1周して戻ってきた感がありますね。

明石さん:昔はすごいとがったポインテッドトゥが流行りましたね。今は、昔ほど、とんがってませんけどね(笑)。

弓削さん:フェルトのハットも流行ってますね。ロングシルエットだと、重心が下がりがちなので、帽子で視線を上に誘導してあげるとバランスもよくなると思います。

高幣さん:洋服がシンプルモードなので、小物類でポイントを作るとおしゃれっぽさがアップしますよね。私はシルバーアクセサリーと太めのレザーブレスが気になっています。

明石さん:アクセサリーはボリュームのあるものが流行っていますが、逆にメガネは華奢な細フレームが流行ってきています。シルバーやゴールドのまん丸フレームのものです。

弓削さん:ジョン・レノン的なメガネですよね?

明石さん:そう。最初はこんなの流行るのかなと思っていたけれど街でもよく見かけるようになりました。レトロな雰囲気のべっ甲フレームも人気ですね。

●今季身に着けるべき小物……

・スカーフ
・フェルトハット
・シルバーアクセサリー
・べっ甲、シルバー&ゴールドフレームの丸メガネ

 

弓削さん:ただトレンドもので固めすぎるのも、アラサー世代はイタいですよね。若い子ならいいですが(笑)。

高幣さん:ある程度の大人の女性なら、自分スタイルが確立している方がカッコいいと思います。軸があるというか。

明石さん:ワンポイントとして、トレンドをプラスしてみるくらいがちょうどいいかもしれませんね。

高幣さん:ヌケ感とかハズしみたいな、力を抜いた感じが理想ですね。やりすぎかな? と思ったら、引き算していった方が断然おしゃれに仕上がると思います!

「トレンドで固めればいいわけじゃない」「おしゃれは引き算が大事」ファッションに精通した大人の女性ならではの意見も飛び出した。明石さん、弓削さん、高幣さん、ありがとうございました!

前半、後半の2回にわたってお届けした秋冬の流行通信いかがでしたか? ファッションのプロが太鼓判を押す、トレンドアイテムを挙げてもらったのでお買い物の参考に! 手持ち服とのコーディネートを考えてウィッシュリストを作ったら、秋冬の新作をゲットしにお店へ急いで!

(伊藤康江)

伊藤康江

出版社勤務を経て独立。現在はフリーランスの編集・ライターとして女性誌や書籍、ムック本を中心に活動中。

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