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亀の甲より年の功! お年寄りから学んだ、人生の大切なこと・「鎌とクワの使い方」・「冠婚葬祭のマナー」

相羽亜季実/OFFICE-SANGA

お年寄りから学んだ今は核家族が多く、祖父母と遠く離れて暮らしていると、お年寄りと接する機会はあまりないですよね。けれども、経験は人生の参考書です。おじいちゃん、おばあちゃんが身につけたものを、ちゃんと受け継いでいくのはわたしたちの使命かも。お年寄りから学んだ、人生の大切なことはありますか? 働く女性に聞いてみました。

まるでお料理教室!?

・「おいしい和食の作り方をていねいに教えてもらって、その通りに作ったらかなりおいしかったです」(31歳/その他)
・「おいしいだしのとり方。煮干しを使って、簡単な方法を教えてくれた」(24歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

おばあちゃんは、そのまたお母さんやおばあちゃんから教わったのかな? 長い間、おいしいものを作り続けてきたわけですから、きっと改良も重ねて、今のやり方にたどりついたのでしょうね。これは教わっておかないと、もったいない!

雄々しく生きていく

・「鎌とクワの使い方。隣が祖母の家だったのだが、小学生まで農家をしていた。よく手伝いをしていたのでその時に教わった」(24歳/アパレル・繊維/販売職・サービス系)

人生、どこでなにが役に立つかはわかりません。たとえこの先どんな状況に陥ったとしても、一番強いのは自給自足ができること。サバイバルに強いのは、自然との共存方法を知っている人ですよね。「自分には必要ない」なんて言い切れません。

時短で節約の優れ技

・「ぬらした新聞紙をまいて、ほうきではくと、掃除機と一緒の役割になる」(34歳/商社・卸/秘書・アシスタント職)
・「掃除で重曹を使う」(30歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

家電が今ほど充実していない時代には、家事は本当に重労働。ひとつひとつに時間をかけすぎると間にあわない! 毎日のことだから、上手に時短したいですよね。昔の人のワザを聞いてみたら、参考になるかも。

遊びは自分で生みだすもの

・「おばあちゃんからお手玉やおはじきを教わった。昔の遊びでもおもしろかった」(30歳/機械・精密機器/事務系専門職)
・「竹トンボの作り方。何かの講習会で教えてもらったけどうれしかった」(32歳/その他/クリエイティブ職)

ゲームやマンガがなくても、遊びを考え出すのは自由な発想があれば簡単にできます。ちょっとした道具があれば、ルールは自分たちで作っていけるはず。手先も器用になるし、こうして脳を鍛えていたのかも。

もう二度と繰り返さないで

・「戦時中の話。同居していた祖父が語ってくれた。悲惨をきわめる話で、戦争は二度と起こしてはならないと思った」(31歳/医療・福祉/専門職)

実際に体験した人の言葉には、重みがありますよね。今年で戦後70年ですから、戦争体験者はかなり減ってきています。貴重な話を聞くために、残された時間はあとわずかかもしれません。大切なことを教えてくれてありがとう。

あなたのために

・「冠婚葬祭のマナー。祖父のお葬式の時に祖母からいろいろ実演込みで教えてもらった。そして祖母が亡くなった時に実践した。そしたら余計泣けた」(28歳/その他)

こんな細かいマナー、何のためにあるの? 若い人からすれば、そんな風に思うこともありますよね。でも、どんなマナーにも実は理由があったりします。人に嫌な思いをさせないために、心をこめるために。まずは知ってみないと始まらないですね。

戦争や、その後の混乱の時期、高度成長期、バブル、そして不景気……。お年寄りたちは激動の時代の流れの中を生き抜いてきました。まさに生き字引と言えるのではないでしょうか。普段の生活でお年寄りと触れ合える機会がなかなかない場合は、自治体や地域活動に積極的に参加してみるといいかもしれませんね。

(相羽亜季実/OFFICE-SANGA)

※『マイナビウーマン』にて2015年9月にWebアンケート。有効回答数159件(22~34歳の働く女性)

※画像は本文と関係ありません

※この記事は2015年09月15日に公開されたものです

相羽亜季実/OFFICE-SANGA

『亜季実はいい女だぜ? みんな、かわいがってくんな。泣かせたらオイラが許さねえぜ』。以上、相羽亜季実をよく知る人物からの紹介文でした。

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