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社内婚、再婚、授かり婚……。それぞれの結婚報告のコツ・4例

結婚の報告は、いろいろと場所や相手によって気を遣う点も多いもの。ちょっぴり特別な事情がある場合は、尚更ですよね。そこでマイナビウエディング編集部では、そのような報告の際には、どんな点を配慮・工夫するとよいか、経験者たちに尋ねてみました。

「社内結婚」の場合:メールは絶対NG、上司から順序立てて!

まずは、社内結婚の場合。経験者のHさんによれば、「交際自体は一部にバレていたけど、結婚は一番に報告しなくては角が立つと思い、直属の上司を社外ランチに誘い、ふたり揃って報告した」とか。翌週の朝礼後、部内の皆には上司からさらりと伝えてくれたそうで、均等に円満に全員に伝えられてよかった、とのことでした。社内結婚は油断すると思いがけない経路で広まってしまうこともあるので、「報告の順序」は特に意識したほうがよさそうです。

またHさんは、「照れくさくても、メールでの報告は絶対にNG!」とも強調していました。マナーとして失礼というだけでなく、上司には「結婚後も、仕事を継続するかどうか」「夫婦になったことで、部署異動はあるのか」「新婚旅行で長期休暇をとるかどうか」「式の日程や、スピーチをお願いさせてもらうかどうか」等、相談しなくてはならない事が多々あるからとのことでした。確かに職場管理者の立場からすれば、早めに知っておきたい情報ばかり。しっかりふたりで話し合っておき、今後の心づもりも併せて報告できるとよさそうです。

「再婚」の場合:2度目の式への招待の有無や、なれそめなど勘ぐられないようあらかじめ報告! 

続いては、再婚の場合。公務員のSさんは、各所で報告の際、「あらかじめ、式への招待の有無についても伝えておこう」と意識していたと言います。最初に伝えないと、「再婚の場合は式に出席するものなのか、しないものなのか?」という点を気にする人が多いと思ったから、とのことでした。また、離婚原因になった相手だと勘違いされないように、お付き合いをした時期や経緯についてもさりげなく添えるようにしたとか。具体的には「昨年、縁あって趣味を通じて知り合った方と……」「2度目なので式は家族だけで、地元でやってきます」と、できる限り控えめな態度で伝えていったそうです。

なお、どうしても式に出席してほしい親友には、「ご祝儀は絶対に辞退させて欲しい」と念押しつつ、直接会って2度目の出席をお願いしたとか。細かい部分ではありますが、こうした配慮が十分にあれば、何度目かの場合でも、周囲にも快くお祝いしてもらえそうですね。

「授かり婚」の場合:報告は安定期になってからでもOK? 直属の上司・先輩にはすぐに報告しておくと助かることも

「授かり婚」の場合は、結婚だけでなく、妊娠を報告するという大きなハードルがあります。特に「育休・産休」は職場にも大きな影響を与えるので、心づもりは早めに伝えておきたいもの。経験者のFさんは、懐妊後すぐに直属の上司と先輩だけには報告しておいたとか。「産後復帰についても、現状こういうつもりです、と伝えておきました。つわりがひどくて何度も休ませてもらったので、先に言っておいて良かったですね。他の同僚には安定期に入ってから、『このたび結婚をしました、子どもも授かりました』と報告しました」とのことでした。

妊娠は非常にプライベートなことなので、「安定期に入ってからにしよう」と考える人も多いもの。ただ、近しい人には早めに報告しておいたほうが、自分や子どものために有効なケースもある様子。体調や職場環境、仕事内容などと合わせて考えるとよさそうです。

「超・年の差婚」の場合:親にはこれからの人生設計も併せて伝えると安心してもらえる

最後は、18歳の年の差婚をしたYさんの例。職場や友人への報告では特に問題はなかったものの、唯一大きなハードルになったのが双方の親だったとか。子どものこと、老後や将来の介護等について質問攻めにされたため、一旦出直し。改めて「私たちはこうするつもりです」「こういうメリットもあると考えています」といった心づもりを考えていき、最終的に納得してもらったそうです。年齢差があると、親は我が子の人生設計や将来のことを心配してしまうもの。ふたりできちんと考えています、ということを伝えてあげると、安心してもらえそうですね。

どんな事情があっても、「結婚」はお祝い事というだけでなく、社会的にも認められる関係。「これからしっかりやっていけそうだな」という信頼や信用を得るためにも、日頃お世話になっている人たちには、できる限りの気遣いをもって報告したいものですね。

(文/外山ゆひら)

※この記事は2015年05月28日に公開されたものです

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