ムダ使い女子から卒業する方法とは
編集部 では、出費をおさえるために無理なくできる方法を、教えてください。
風呂内 まずは服飾費から。彼女は、「かわいい服を見つけると、つい買ってしまう」ことをムダだと自覚しています。であれば、「とにかく即決しない」というルールを決めるしかありません。3回見て、それでもどうしてもほしいと思ったものしか買わないようにしましょう。私も心がけているのですが、それにより3分の1くらいに出費が減りました。
また、買う回数は減らさずとも出費額をおさえるなら、フリマアプリを利用するのもいいでしょう。定価で買えば1万円以上するようなものが10分の1程度で売っていることもありますよ。
編集部 買うことで満足するようなタイプには、フリマアプリは有効かもしれませんね。次に、交際費についてはいかがですか?
風呂内 こだわり出費の高級ランチはキープするとして、それ以外をコストカットしたいですね。たとえば、人と会うとき夜にばかり集まっているのであれば、ランチに切り替える。または、夜に飲み会があっても二次会には行かない。もし自分だけ二次会に行かないのが寂しいというのであれば、翌日も仕事のある日に飲み会を設定し、みんなが一次会で帰ろうと思うようにする。そうすれば、自分ひとりだけが「二次会に行かない」ということは減ると思います。そういった工夫で出費をおさえていきましょう。
また、仕事仲間や趣味仲間など、付き合いのあるグループがいくつかあるなら、ひとまとめにして会を開くのもオススメです。そうすれば、3回出席しないと顔をつなげなかった人が1回で済みますし、友達同士が仲よくなるのも意外と楽しいですよ。
編集部 前向きに考えると、実践しやすそうです! 最後に、貯蓄方法で見直せそうな部分はありますか?
風呂内 ふかださんが既に実践している給与の自動天引きは、すごくいいと思います。ぜひ続けてください。ただ、めざしたい貯蓄額、約6万円をすべて自動天引きにするとストレスになってしまうので、自動天引きの金額は2万円の現状維持で。そして、残りの貯蓄分は天引きにするのではなく、自分で貯蓄用口座に移すようにしましょう。自分で移すのが面倒であれば、いざというときには解約できる銀行の積立定期を利用するのも一案です。
とはいえ、これまで2万円だった貯蓄を一気に6万円に上げるのはキツいと思うので、まずは、めざす貯蓄額を4万円くらいからにしてみてはいかがでしょうか。
◆今回のおさらい
・給与天引きはそのままで、「服飾費」と「交際費」の見直しを
手取り月収25万円のふかださんが実践したい月々の貯蓄額は6万2,500円。まずは、給与天引きしている2万円は据え置きで、プラス2万円を手動で貯蓄用口座に移すようにし、月々の貯蓄額を、給与天引きの金額と合わせて4万円にアップすることからトライ。同時に、かけすぎている「服飾費」と「交際費」をおさえる努力を。服飾費は、即決しないことで衝動買いのムダ遣いを回避。交際費は、人と会う時間帯や回数を見直すことで、出費を減らしたいものです。
(取材・文:ヨダヒロコ/六識)
※この記事は2015年05月27日に公開されたものです