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第1位は意外すぎる彼女からの○○○待ち! イマドキ男性が結婚を決意するきっかけとは?

Spinof Design(スピノフ デザイン)

人生の大きな決断のひとつに「結婚」があります。厚生労働白書の「結婚観の推移」によると、1984年は「人は結婚するのが当たり前だ」と考えている人が61.9%でしたが、1993年には「必ずしも結婚する必要はない」と考える人のほうが上回り、逆転後はどんどん差が開いていきつつあるようです。結婚に対する考え方とともに、結婚のきっかけも大きく変化したのではないでしょうか?

Q.「結婚を決意するきっかけになるだろう」と思うことは?

○第1位 「彼女からのプロポーズ」……27.3%
○第2位 「まわりからのプレッシャー」……21.8%
○第3位 「転勤・昇進など」……20.9%
○第4位 「彼女の妊娠」……16.4%
○第5位 「その他」……13.6%

「転勤・昇進など」の仕事や収入の変化によるものが1位かなと思っていたのですが、フタを開けてみればなんと「彼女からのプロポーズがきっかけになりそう」がトップでした! では、みなさんの理由を見てみましょう。

■第1位 実は「彼女からのプロポーズ」を待っている……?

・「自分からはよほどのことがない限り、プロポーズにいたらないと思うから。」(25歳/電機/技術職)
・「断るわけにはいかないから。」(26歳/農林・水産/技術職)
・「相手が『したい』とはっきり言えば具体的に考えます。が、なかなか言わせません。」(36歳/機械・精密機器/営業職)
・「彼女からのプレッシャーがすごかったので。」(33歳/機械・精密機器/技術職)
・「半ば強引にブライダルショップに連れて行かれたから。」(29歳/機械・精密機器/技術職)

自分から「結婚しよう」と頑なに言わないそうで、「これって女性向けのアンケートだったっけ?」と目をこすりました。結婚に乗り気なのは女性のほうが多いとは思いますが、そこを汲み取っての男性からのプロポーズでしょうと思うのは、もう古いのかもしれませんね。逆に考えると、女性からのプロポーズが大いにアリと言うこと!?

■第2位 友だちの結婚、親からの催促「まわりからのプレッシャー」

・「年齢的なものもあるが、まわりの期待もある。」(33歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「親にごちゃごちゃ言われているから。」(32歳/商社・卸/事務系専門職)
・「世間体が怖い。」(31歳/商社・卸/営業職)
・「彼女が今年の誕生日で30歳になるので、そのタイミングかなと。それも周囲の人からのプレッシャーも多少あり……。」(27歳/自動車関連/技術職)
・「親や友だちにいろいろ言われてプレッシャーになり、それでプロポーズするきっかけになったから。」(32歳/電機/技術職)

一昔前は「男は結婚して一人前」と言われていたようですが、今はそういった風潮はほとんどないと思います。縁談を持ってくる上司や近所のオバちゃんもいなければ、親も気を使って「結婚しないの?」という言葉を飲み込む場合も。それでもやはり、周囲からの影響は結婚を意識するには大きい要素です。歳を重ねるとまわりも言ってこなくなるので、友人や親からのプレッシャーがあるうちが花かもしれません。

■第3位 金銭的、気持ち的な余裕。「転勤・昇進など」

・「自分の変化のタイミングが、転機だと思う」(31歳/食品・飲料/技術職)
・「やはり金銭的に相手を養っていけたら、大丈夫だと踏み切れる。」(35歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「『このくらいの稼ぎだったら大丈夫だろう』と思えるくらいになれば、結婚を決意すると思う。」(27歳/情報・IT/技術職)
・「自分がそうだったから。近々結婚しようと思っていたときに、転勤が決まって時期が早まった。」(29歳/食品・飲料/営業職)

これが1位だと思っていたのですが、実際には3位でした。給与が右肩上がり、年功序列の時代ではなくなったので、結婚して妻子を持つことに尻込みする男性が多いのも頷けます。昇進してお給料が上がって、見通しが立てば「よし、そろそろ結婚するか!」と踏み切る一歩となりそうです。転勤のある会社にお勤めの方は、彼女と遠距離になるのを機に結婚して一緒に住もうと考えるようです。

■第4位 イマドキっぽい結婚のきっかけ。「彼女の妊娠」

・「それくらいのきっかけがないと、決断しない気がするから。」(32歳/小売店/事務系専門職)
・「責任取らねばとなるかも。」(28歳/小売店/販売職・サービス系)
・「妊娠しないと結婚したくないと思うから。」(28歳/自動車関連/事務系専門職)
・「それぐらいのことがないと、心は動かない。」(27歳/学校・教育関連/事務系専門職)

昭和生まれの私はびっくり! この回答は、昭和と平成の境目ぐらいの方が多いですね。しかし、この回答にも一理あるとも思いました。不妊が問題になっている昨今、「いっそ子どもができてから結婚したい」と思う方もいるかもしれません。もともと結婚するつもりで、妊娠を機に結婚したというケースもあると思います。しかし、女性側としては「結婚前の妊娠で、もし彼が逃げちゃったらどうしよう……」と不安になることもあるので、ぜひとも結婚してからの家族計画でお願いしたいです。

■第5位 その場のタイミングということで「その他」

・「相談。お互いに話し合って決める。」(28歳/学校・教育関連/事務系専門職)
・「自分のタイミング。結婚したいと思えたときがタイミングになると思うから。」(30歳/情報・IT/技術職)
・「今のところ、なにがきっかけになるのかわからない。」(32歳/学校・教育関連/専門職)

まわりからの意見に左右されることもなく、自分のペースで決めたいという声もありました。まだ先のことで、イメージが湧かないという方も。知人で2児の父の男性は「婚活イベントで出会ったので、最初からそういうつもり。特にきっかけはなし。プロポーズもしていない。」と言っていて、そういうこともあるんだなと思いました。

ちなみに私は自分が転職して2年経って落ち着いたのと、彼が昇進してしばらくしたタイミングで結婚しました。理想と現実はときに大きく異なるもの。機会があれば、ぜひ既婚男性に「独身のときは『結婚のきっかけは△△だ』と思っていたけど、実際は□□だった。」というのを聞いてみたいと思います。

(Spinof Design)

※画像は本文と関係ありません

※『マイナビウーマン』にて2015年4月にWebアンケート。有効回答数116件(22歳~39歳の社会人男性)。

※この記事は2015年05月21日に公開されたものです

Spinof Design(スピノフ デザイン)

グラフィックデザインの制作を中心に、ライター業、ライフデザイン講座の開催、アート教室を運営しています。主な専門分野は「女性の転職」「男性視点」「子育てと仕事の両立」です。「自分のカラを破ろう!」をテーマに、乳幼児向けのママさん向けの「パート起業&パート就業講座」をスタート。小学校でのキャリアデザイン出張授業や、商業高校での「とにかく楽しく!作りたいものを一緒に作るIllustrator・Photoshop講座」も好評です。

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