結婚式でのゲストによる挨拶・スピーチ、新郎新婦の満足度は?
結婚式の定番コンテンツといえばスピーチ。「皆の前で褒めてくれた」「直属ではない上司にお願いしたら当たり障りない内容だった」など、経験者からはいろいろなエピソードを聞けそうですよね。
相手の親族も聞くものなので、いいスピーチをしてもらえば自分の評価も上がるし、楽しいスピーチをしてもらえばゲストの満足度も上がるはず。
マイナビウエディング編集部では「結婚式で頼んだスピーチ、よかった? 残念だった?」について、既婚男女の中からスピーチを依頼した144名にアンケートを行いました。誰にお願いするといいスピーチをしてもらえるのかとお悩みの人は、下記エピソードを人選の参考にしてみましょう。
6割以上がスピーチに満足
Q.当日、あなた側の代表による実際の挨拶やスピーチを聞いてどんな感想を持ちましたか?・とてもよかった(36.8%)
・よかった(30.6%)
・ふつう(25.7%)
・少し残念(5.6%)
・とても残念(1.4%)
6割以上が満足している結果に。一方で4人に1人がふつうと答えていたり、残念と感じた人もチラホラ。誰によるどんなスピーチで、なぜそう思ったのか、具体的に聞いてみました。
友達が心温まる思い出を話してくれた
まずは「とてもよかった」「よかった」と答えた人たちの声を見てみましょう。最初は友達に頼んだ人の意見から。「個性的で面白くて、でも私のことをすごく好きでいてくれているのが伝わってきてとても良かった」(女性/30歳/金融・証券)
「一番仲の良い友人に頼んだので、自分のこともよく分かっていてくれているスピーチだと思った。会場を盛り上げてもくれて、思い出に残った」(男性/29歳/食品・飲料)
「高校時代の親友に頼んだところ、お祝いのメッセージを面白おかしく、かつハートウォーミングな表現でスピーチをしてくれた。一生友達でいたいと思えるヤツに、最高のスピーチをもらえました」(男性/32歳/通信)
とくに長く付き合っている友達だと、本人すら忘れかけていたような思い出や記憶をスピーチに盛り込んでくれ、より多くの感動を呼びそうですよね。
上司が仕事の頑張りを称えてくれた&結婚生活の心得を教えてくれた
次は会社の上司に頼んでよかった、と感じた人の意見を見てみましょう。「普段一緒に働いている上司からお祝いのスピーチをもらってうれしかっただけでなく、以前の上司からの言葉もサプライズでいただき、一緒に夜遅くまで頑張った思い出に触れてくれて感動した」(女性/29歳/自動車関連)
「取締役がスピーチしてくれた。会社での仕事ぶりを織り交ぜてくれ、しっかりとしたイメージがついたと思うから」(男性/32歳/食品・飲料)
仕事を高く評価されるのはうれしいですよね。また、上司は人生の先輩でもあるため、「本社の営業本部長に依頼したら、結婚生活の中で大切なことを話してくれた」(女性/49歳/学校・教育関連)
という声も。長く結婚生活を送っているような上司だと、言葉に重みも感じられそうですね。
ダラダラ長い、世代批判はNGスピーチ!
続いて「ふつう」と答えた人からは、「印象に残っていない」「無難だった」「当たり障りがなかった」「可もなく不可もない感じだった」などの声が目立ちました。定型文のようなスピーチだと感動はしづらいようです。一方で「少し残念」「とても残念」と答えた人は、「父の知り合いのとても立場のある方だったが、予定より話が長くなったし、最後は政治的若者批判で終わったので」(女性/34歳/金属・鉄鋼・化学)、「部長に頼んだが緊張していて、出席者は長く感じていたはず」(女性/30歳/情報・IT)、「上司にスピーチを頼んだが、紙を見ながらだったし、内容も微妙だったから」(女性/26歳/医療・福祉)など、厳しい指摘が寄せられました。やはり「長くなる」のはNGのよう。ほかのゲストが白けてしまうと、せっかくの場が盛り下がってしまいます。
共通の思い出がある友達や仕事で自分の努力を見守ってくれている上司、素敵な結婚生活を送っている人は、満足度の高いスピーチをしてくれる可能性大! もし上司にスピーチをお願い済みであれば、結婚式当日まで仕事をがんばっていることをアピールしたり、「●●について触れてくれませんか」とリクエストしたり、人選の理由を伝えたりするのも効果的かもしれませんよ。
※アンケート対象
調査時期:2015年2月25日~2015年3月3日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数: 20~50代の既婚男女144名
調査方法:インターネットアンケート
(アンケート結果のパーセンテージは四捨五入しているため、100%にならない場合があります)
(文/池田園子)
※この記事は2015年04月15日に公開されたものです