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千秋の子育て【前編】「映画は、娘と一緒に行く2時間の旅行のようなもの」

子供服ブランド「リボンキャスケット」の洋服はもちろん、自然体な子育てスタイルで世の中のママたちから多くの支持を集めているタレントの千秋さん。このたび、娘の苺ちゃんと一緒に映画を観るために結成した「映画ブ」(映画クラブの略称)の活動を1冊にまとめた『映画ブ、作りました。―千秋&苺の映画感想ノート』(3月22日発売)を出しました! そこで今回は、親子で一緒に映画を観る楽しさを千秋さんに伺いました。

千秋さん

デビュー間もないころ、年間100本以上もの映画を鑑賞していたほど大の映画フリークの千秋さん。「私も小さいころにお母さんにいろんな映画を観せてもらって、すごく影響を受けました。今でもファッションの仕事をしているときに映画『若草物語』のイメージで、なんて言葉が出てくるくらいに。だから私も、娘にたくさん良質な映画を観せたい」と言います。

映画ブにあるたったひとつのルール。それは“一言でもいいから感想を書くこと”。そのために千秋さんは専用のノートを用意し、娘さんに思ったことを自由に書いてもらっています。

「映画を観ながら娘といろいろと話しますが、絶対に『それはちがうよ』とは言いません。娘がそのとき、どんなところを観て、どんなことを思ったのかをありのままに書いてほしいんです」

また、娘さんが感じたことを素直にノートに書けるよう、「ノートはママもチェックするかわからない」と伝えているそうです。それは人に見られることを意識してしまうと、いいことを書こうという意識が働いてしまうからなのだとか。「100本の映画を観て、すべてを好きになる必要はないし、覚えていなくてもいい。1本でも心に残って、いつかまた観る機会があったときに、『昔はこんなことを感じたな』、『ママと一緒に観て楽しかったな』と思い出してくれればいいな」とにっこり。

千秋さんにとって親子で映画を観ることは、一緒に旅行に行くようなものだそう。「映画は未来や過去だけではなく、宇宙や魔法の世界など、普段の生活とは全然ちがうシチュエーションを親子で共有できる。赤ちゃんのころとはちがって、娘はもうひとりでいろんなことができるようになったから、どうしても一緒にいる時間は減ってしまう。だからこそ、一緒に映画を観て、同じ時間や経験を共有したい」と語ります。

「映画を観ながら、『この時代は女の人があんまり肌を出しちゃいけなかったんだよ』とか、アメリカで『ラスベガスに行こう』と言うのは『結婚しよう』っていう意味なんだよ、というようなことも話しています。教科書には載っていない、外国の文化や歴史に触れられるというのも映画の魅力。娘が大人になったときに、必ずなにかの役に立つと思います」

後編では、子育てと仕事の両立について詳しくお聞きします。

●『映画ブ、作りました。―千秋&苺の映画感想ノート』(朝日出版社 刊)
著者:千秋
定価:1,296円
http://www.asahipress.com/bookdetail_norm/9784255008202/

(谷口晴奈/Playce)

※この記事は2015年03月30日に公開されたものです

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