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ひとりでがんばらずに「任せる」ことがポイント! アラサー女子のキャリアアップ術

藤井蒼/OFFICE-SANGA

小室淑恵

大塚万紀子

現代では女性の社会進出が当たり前になりましたが、仕事に対する評価には男女で差が感じられることもありますよね。がんばって成果をあげても、なかなか認められないのは「私がオンナだから!?」なんて、悩んでしまうこともあるのではないでしょうか。

『30歳からますます輝く女性になる方法』(著者:小室淑恵・大塚万紀子/マイナビ刊)は、そんなときにオススメしたい一冊。2児の母でありながら、社会でバリバリ活躍している2人の女性が「仕事も結婚も子育てもあきらめない方法」を伝授。今回は、同書から「仕事でもっと私らしく輝く方法」をご紹介。女性が仕事と育児を両立しながらキャリアアップを実現するためのヒントは要チェックです!

大塚万紀子さん

「ひとりでがんばる」のをやめてみる

仕事にも余裕が出てきたアラサー女子は、あれもこれもひとりでがんばりすぎてしまいがち。しかし同書によれば、「30代以降は職場でチームを運営するマネージャーの視点が求められるようになる」とのこと。もっと認められたい、誰よりも成果をあげたいとがんばることは卒業し、会社全体としてのレベルアップが求められる段階に変わる時期だそうです。

これを実現するには、どうやったらまわりの人の力を借りて、より大きな課題を解決できるのかという視点が重要なポイントに。後輩の力を信じて任せるようにすることでやる気を引き出し、総合的に大きな成果をあげられるようになるそう。また、自分の信頼もアップし、より多くの人に認められるようになります。

ただし、「任せる」方法は相手によって異なるもの。能力を最大限に発揮してもらえるように、スキルや仕事のやり方に応じて工夫するといいそうです。

これは産休を取るときにも役立つポイント。同書の著者の大塚万紀子さんも、産休中は会社とのコミュニケーションをまめにとることで後輩たちの不安を解消し、これが復帰後に自分の居場所があるという安心感にもつながったと言います。

「女性だから……」と卑下する必要はない

いい意味で「男女のちがい」を認めることも、女性が輝くためには必要だそう。まだまだ女性の管理職は少ないのが現状ですが、そんなときだからこそ「女性らしさを活かす働き方がある」とのこと。

たとえば、男性メンバーが多く集まる企画会議では、女性の視点が欠けてしまいがち。だからこそ、じつは女性の意見が求められているのです。どんどん発信していくことで会社全体のためになり、自分自身も発言権を得ることができます。

また、気難しい人が集まる会議では、女性の笑顔や人の話を聞いているときの反応が重い空気をやわらげることも。これを武器に、女性である自分を認めて働くことも、大切なことと言えるでしょう。

仕事をしていると「もっと私が、がんばらなきゃ!」「女だから仕方がない」という考えに陥りがちですが、これを改めることで働きやすい環境を作り、キャリアアップすることができるそう。仕事がうまくいかないと感じたときには同書を参考に、自分の「働き方」を再度見つめ直してはいかがでしょうか。

■『30歳からますます輝く女性になる方法』(マイナビ刊)
著者:小室淑恵・大塚万紀子
https://book.mynavi.jp/ec/products/detail/id=28217

(藤井蒼/OFFICE-SANGA)

※この記事は2015年03月27日に公開されたものです

藤井蒼/OFFICE-SANGA

ラクダをこよなく愛するライター。夢がかなってラクダに接近できたものの、鼻息で威嚇された切ない思い出が……。愛はいつでも一方通行。いつかは規制解除されると信じている。

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小室淑恵

ワーク・ライフバランス代表取締役社長。資生堂を経て、2006年起業。子育てと仕事を両立し充実したワーク&ライフを過ごす活動的な女性として多くの人から支持を得ている。長時間労働を削減し、業績を上げるコンサルティングを900社に提供し、国会やTEDxTokyoでもプレゼン。2014年にはベストマザー賞受賞。著書も多数。

●ワーク・ライフバランス
http://www.work-life-b.com/

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大塚万紀子

ワーク・ライフバランス創業メンバー。楽天を経て、2006年起業。多彩な人材が活躍できるための施策の提案には定評がある。主なコンサルティング先は、経済産業省、大阪ガス、豊田通商、リクルートスタッフィングなど多数。内閣府「総合科学技術・イノベーション会議 基本計画専門調査会 」委員としても活動。

●ワーク・ライフバランス
http://www.work-life-b.com/

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