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雑学 生活

【海外から見た日本】日本の居酒屋は世界的にも非常に珍しい独自の店舗の形態

海外から日本を訪れた外国人が驚くことの一つが「なぜこんなたくさんの飲み屋があるのか!?」です。「日本はアルコール天国」と感想を持つ人も多いようでして……。

【本音か、いい加減か……お酒に酔った相手の発言、信用できる? できない?】

■居酒屋は日本の文化です!

外国人から指摘されると「そうかもなあ」なんて思ってしまいますが、諸外国の飲酒事情と比べると、確かに日本はアルコール天国なのかもしれません。

まず、日本のようにたくさん飲み屋がある国は他にありません。平成18年度の総務省の調査によると、日本には「飲み屋」が30万軒以上あるそうです。

特に、酒のつまみも一通りそろっていて、お酒が飲め、おいしい食事も可能な「居酒屋」は、独自の発展を遂げた日本文化の一つと言っても過言ではありません。

欧米では、多くの場合、「レストラン」と「バー」は明らかに区別されています。レストランはお酒も飲めますが、食事がメインであって、バーはあくまでも飲み専門です。

海外で居酒屋に近いのは「パブ」(正式にはPublick House)ですね。パブはもともとイギリスで生まれたものですが、やはり飲みがメインで日本の居酒屋のような凝った料理やお酒のさかなが供されることはまれです。

ですから、「食事もおいしく、お酒も飲めるし」という日本の居酒屋は世界的にも非常に珍しい独自の店舗の形態といえるのです。しかもこの居酒屋が大量にあるのです。外国人が驚くのも無理はありません。

この「Izakaya」を日本で楽しんだ人は、自分の国に帰っても恋しく思うようです。また、「Izakaya Style」の飲み屋は欧米で人気が広がっています。アメリカの大都市では予約がなかなか取れない「Izakaya」もあります。

Wikipediaにも「Izakaya」の項目がちゃんとあります。

⇒Wikipediaの「Izakaya」のページ
http://en.wikipedia.org/wiki/Izakaya

■アルコール事情のお国柄、いろいろ

アルコール事情は世界各国いろいろです。

●アメリカ
アメリカでは、飲み屋は基本的に「バー」です。私たちがアメリカのドラマ、映画で見るように、基本的に飲み屋で、食事メニューはあってもごく簡単なものです。

意外に思われるかもしれませんが、アメリカはアルコールの規制に厳しい国です。特に未成年者のアルコール摂取を制限することについて神経をとがらせています。

規制は、連邦法では大枠だけ決められていて、詳細は州法に規定されています。例えば、年齢制限では「最低年齢はワイオミング州とテネシー州の19歳、その他の州は21歳」となっています。

また、アメリカの場合、宗教上の理由によって酒類の販売を自主規制していることもあります。有名なのは、中西部のいわゆる「バイブルベルト」と呼ばれる「キリスト教原理主義」の人々が多く住む地帯では、「安息日はアルコールを販売しない」といった店は普通にあります。

●イギリス
「パブ」発祥の国ですので、街のあちこちにパブがあります。イギリスの人はパブが好きですね。基本お酒を飲むところですが、軽い食事も取れます。

日本の居酒屋と違うのは、イギリスのパブはその店に集うみんなでわいわいやる雰囲気がある点でしょう。日本の居酒屋は来店する各グループごとで盛り上がりますよね。
ちなみにイギリスにはパブが5万軒以上あるそうです。

●ドイツ
ドイツでは「パブ」に当たるのが「Kneipe」です。これは、イギリスのパブと同じく各街にたくさんあります。また、パブと同じく飲み専門の店であって、おつまみメニューなどはほとんどありません。

パブでは、ドイツ人は食べずに飲み続けることがほとんどで、そのためかドイツはアルコール中毒患者の多い国としても知られています。ドイツ連邦政府の統計によると「アルコール中毒患者と見なされる人口は130-250万人」(2010年統計)だそうです。

実は、ドイツは若いうちから飲酒できる国でもあります。アルコール度数の低いビール、ワインは16歳以上で摂取を許されます。日本でいえば、高校1年生で飲めるわけで、これはうらやま、いえ、ちょっと早いのでは? と思わされます。

●イスラムの国々
イスラム諸国はもちろん宗教上の理由で原則「飲酒禁止」です。ただし、お酒を飲めるお店がないかというと、実はそんなこともないのです。イスラム教の信者でない人、また観光客用に飲酒可能なお店がある国もあります。

それらのお店では、外から中が見えないようにといった配慮がされていることがほとんどです。

こうして見ますと、確かに日本の飲酒事情は世界的にも恵まれている方ですね。「酔っ払い天国」というと問題ですので、「お酒を楽しく飲む文化がある」といいたいところです。

(高橋モータース@dcp)

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