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まばたきNGはあたりまえ。第一ステップからまちがっていた、正しい目薬のさしかた

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■効果を実感するためにも、きちんと点眼!

あなたは正しい目薬の活用法をご存じですか? 実は、きちんと点眼をしないと、期待する効果を実感できないほか、副作用の原因にもなりかねません。この機会に一度、目薬の使い方についてチェックしてみましょう。

【ぜんぜん守られていない!? 「薬」を正しい保存方法】

■コレが正しい、点眼の行程

1:まず、手をせっけんで洗います。
2:下まぶたを引いて1滴、確実に点眼してください。このとき容器がまぶたやまつげに触れないようにしてください。(基本は1滴ですが処方薬については医師、薬剤師の指示に従ってください)
3:点眼後はしばらく目頭をおさえるかしばらくまぶたを閉じてください。
4:あふれた点眼液はティッシュやガーゼで拭き取ります。

■点眼後のまばたきはNG

よく、点眼後にまばたきをする方がいますが、これは間違った方法です。実は、まばたきをすることにより涙液と一緒に口の方に流れていくためです。一部の緑内障治療薬については全身に影響を与える可能性があるため注意が必要。点眼後に、目頭をおさえるのは、このように目薬が口へと流れていくのを防ぐため。もし、目頭をおさえるのが難しい場合は、しばらくまぶたを閉じているだけでも構いません。

手順は、わかっていても手先が不自由でなかなかさせない、目薬の先端が怖いといった理由で目薬を使いたくない、という人もいるかと思います。そのような人は、下記の方法をトライしてみてください。

・目薬の先端が怖い人
まぶたを引くときにげんこつを片方の手で作り、距離を置いて下まぶたに落とすイメージで点眼する。

・手が不自由の方
ドラッグストアや薬局で販売されている点眼補助キットがおすすめ。点眼補助キットは眼全体を覆う構造になっています。また、握力を必要としない構造のものもあり、子どもやご年配の方でも安全にご使用することができます。

■まとめ

点眼剤は開封しなければ容器に記載されている期限まで基本保つのですが、開封してしまうと防腐剤などが入っているとはいえ菌などが入ってしまうリスクがあります。開封してから1カ月をめどに廃棄するようにしましょう。正しい点眼をして安全に使用してくださいね。

(40歳女性薬剤師/Doctors Me)

※画像は本文と関係ありません

※この記事は2015年01月17日に公開されたものです

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医師をはじめ、歯科医、薬剤師、介護福祉士、栄養士、獣医、心理カウンセラーの6つの士業・専門従事者を擁する、総合型の健康Q&Aサービス。2013年8月のサービス提供開始以来、『安心をもっと身近に』というサービスコンセプトのもと、医師だけにとどまらず、専門資格を持つ多様な回答者を増やし、場所や時間を気にすることなく、さまざまな悩みを気軽に相談できるサービスを実現。https://doctors-me.com/

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