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IQが高ければ成功するわけではない!?求められるIQ以外のものとは?

人の知能指数を表すのが「Intelligence Quotient」、いわゆる「IQ」です。これが高い人ほど高学歴で、ビジネスでも成功できると、長い間考えられてきました。しかし近年では、「IQが高いだけでは成功できない」という考え方が主流に。

【仕事や恋愛が上手く回る「心の知能指数」って知っていますか?】

これからは「EQ」も大切だと言われる理由を説明します。

EQとは?

IQは人間の知能指数を表すものです。そしてEQとは、Emotional Intelligence Quotientの略。日本語では、「こころの知能指数」と呼ばれています。アメリカの心理学者、ピーター・サロベイ博士とジョン・メイヤー博士が、「ビジネスで成功した人に隠された要因」を探るために注目したのが、この「EQ」です。

ビジネスで成功を収めるためには、IQの高さは重要なポイントとなります。しかし多くの成功者と失敗者を観察していると、「必ずしもIQが高ければ良い」というわけではないことが分かりました。成功するために必要なのは、「対人関係能力の高さ」です。

自分の感情を適切に把握、コントロールし、そして他者の感情把握する能力にも長けている人ほど、ビジネスで成功しやすく、そしてそれを数値化したものが「EQ」なのです。

EQが高ければ、能力を発揮する環境を作り出せる!

なぜ今、この「EQ」が注目されているかというと、この能力が高い人は自身のIQ、つまりこれまでの学歴や知識、スキルなども発揮しやすいからです。自分の感情を理解、コントロールし、そして他者とのコミュニケーションを上手にとれることは、IQ発揮のための「土台」の役割を果たします。

たとえIQが突出して高くても、それを発揮できる環境を作れなければ……そのIQは無駄になってしまいます。だからこそ、今多くの企業がEQに注目しているというわけです。

新入社員の人材育成や、採用試験で、このEQを採用する企業もかなり増えてきています。

今からでも大丈夫! EQは育てられる

さて、こんなことを聞くと、「じゃあ自分のEQは、いったいどれくらいなのだろう」と気になる方も多いはず。一般的にEQを測定する際には、EQ理論をベースにした検査が使われます。「セルフコンセプト」「「ソーシャルスキル」「モニタリング能力」の3つの知性それぞれの高さと、バランスの良さで数値が決定されます。

簡単なテストで診断が可能なので、やってみるのも良いでしょう。ただし結果が悪くても、落ち込む必要はありません。

IQは先天的なものであり、高めるには限界があると言われていますが、EQは後天的なもの。トレーニングで向上させることも可能です。EQを高めるために大切なのは、まず自分のネガティブな感情を上手く付き合う術を身に付けること。

感情が昂ったら、落ち着くための時間と空間を確保しましょう。またプレッシャーをはねのける方法を知る必要もあります。周囲の状況を客観的に捉える努力を怠らず、自分の意見を上手に伝えることができるようになれば、EQはぐんと上昇します。

ぜひ意識してみてください。

ビジネスで成功したいなら、ただビジネス能力が高いだけでは駄目なのです。EQは人間の行動を支える基本。ぜひIQと共に意識してみてはいかがでしょうか。

※この記事は2015年01月04日に公開されたものです

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