【女子トレンド】まさかの「あったかいビール」まで! 寒い冬にうれしいホットカクテルがじわじわきてる
温かいお酒が注目を集めています。これまで温かいお酒というと、焼酎のお湯割りや日本酒の熱燗といった大人の男性が好む飲みものというイメージがありました。でも、最近ではシナモンやはちみつなどを加えたホットワインなど、女性やお酒に強くない人も楽しめるものが続々登場。今やホットワインは冬の屋外イベントに欠かせない定番ドリンクですし、ホットチョコレートやホットビールなどバリエーションも豊富になりました。
■東京ディズニーシーでは昨年から引き続き人気!
東京ディズニーシーで今冬のグランドメニューに加わったのはホットワイン(赤・白)とカルーアモカカクテル、ホットチョコレートカクテルの4種類。さらに、クリスマスまでの期間限定カクテルとしてホットワイン(ロゼ)も登場しています。
「寒い季節、パーク内での散策やアトラクション、ショーの合間に冷えた体をホッと温めてくれます。クリスマスはもちろん、1月は『謎解きイベント』のおともとしてもおすすめです。また、2月のバレンタインデーの時期には女性同士、友チョコ感覚で召し上がっていただくなど、さまざまなスタイルでお楽しみいただけます」(オリエンタルランド 広報)
ディズニーシーにホットカクテルが登場したのは昨年の冬。ユカタン・ベースキャンプ・グリルでホットチョコレートカクテルを販売し始めたのがきっかけだとか。
「ホットワインは以前からパーク内で販売していたのですが、女性ゲストのニーズをふまえて開発したのがこのホットチョコレートカクテルです。ユカタン・ベースキャンプの舞台であるメキシコでは、カカオは力の源。発掘現場に集まる人々の疲労回復の飲みものをイメージし、ココアを販売していました。ホットチョコレートカクテルは、こうしたテーマともマッチしています」(オリエンタルランド 広報)
■ドイツ風クリスマス! シュトーレンとあわせてグリューワイン
また、ここ数年人気が高まっているのがドイツの伝統的なクリスマスイベント「クリスマスマーケット」。六本木ヒルズや横浜赤レンガ倉庫、ソラマチなど各地で開催され、日本人にもなじみのあるイベントになりつつあるようです。クリスマスマーケットのお楽しみといえば、グリューワイン(ホットワイン)。赤ワインにシナモンやスターアニスなどの香辛料、はちみつ、オレンジの果汁などを加えた香り豊かに仕上げたもので本場ヨーロッパのクリスマスマーケットでも大人気だそう。
「寒い屋外のイベントでも、グリューワインを飲むと体が芯から温まります。本場ヨーロッパの文化をそのまま伝えたいという思いから、クリスマスマーケットを当社が実施するようになった2009年からグリューワインを販売しています。クリスマスマーケットに遊びにきたら、ぜひヨーロッパで定番のクリスマスケーキ『シュトーレン』もいっしょに食べてみてください。本場ヨーロッパの冬の雰囲気にグッと近づけますよ」(ザート商会 広報)
■沸騰する前がちょうどいい! まさかのあったかいビールまで
さらに、最近では「ホットビール」も見かけるようになりました。2014年11月29日には東京代々木公園で温かいクラフトビールを楽しむ「ホットビアピクニック」も開催されたとか。イベントを主催したビール女子(http://beergirl.net)編集部さんに、ホットビールの魅力を聞きました。
「日本クラフトビールというホットビールに前向きなクラフトビールメーカーさんが冬にホットビールを愉しんでもらえるようなイベントを開催したいということでお声かけいただいたことがイベント開催のきっかけでした。ショウガ、シナモン、山椒、ホットワイン用シロップ、砂糖、ガムシロップなどを用意したのですが、これ以外にも自分の好みにあわせてカスタマイズできる楽しさがあります」(ビール女子編集部)
ホットビールは自宅でも気軽に楽しめるそう。
「湯煎で温めても、鍋に移して温めてもどちらでも構わないのですが沸騰する前に、シュパシュパ音がしてくるくらいで止めるのがポイントです。ホットビールに向いているのはコクがあり、香りをゆっくり楽しむようなタイプ。なかでも、山椒入りのベルギービール『KAGUA馨和~Rouge~Special Edition』は香りも甘みもしっかりしているので、そのまま温めるだけでもおいしいです」(ビール女子編集部)
いつものお酒をちょっと違う角度から楽しめるホットカクテル。この冬の冷え対策のひとつにとりいれてみたいですね。
(島影真奈美)
※この記事は2014年12月23日に公開されたものです