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管理栄養士に聞く! 栄養士自身が必ず摂取している栄養素は!?

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■若さを保つには緑黄色野菜でビタミンを!

普段から食生活で心がけていることをあらためて考えてみると、年齢や今の自分の環境に必要な栄養素についてが第一であることがわかりました。

まずビタミンB1やB2、B16、葉酸などのビタミンB群。卵や納豆、緑黄色野菜に豊富なビタミンですが、エネルギーの代謝を活発にして疲れを取ったり、細胞の新陳代謝を高めて肌や髪の健康を維持したり、ホルモンの分泌を調整して若々しさを保つなどのさまざまな働きがあります。私も30代半ばを迎えて、肌のハリや髪のコシやつやなど年齢を感じることも多いので毎食に必ず緑黄色野菜を取り入れるようにしています。

■女性の味方、イソフラボンをきな粉で手軽に摂取!

2つ目は大豆に多く含まれるイソフラボンです。女性ホルモンの「エストロゲン」に似た働きをし、女性の美しさや若々しさを手助けしてくれます。エストロゲンは加齢と共に分泌量が減少していくのでやがて更年期、閉経を迎えると「更年期障害」と呼ばれる体と心のトラブルがみられることがあります。納豆や豆腐、豆乳やきなこにはイソフラボンが豊富なので、私は手軽に摂取できるきな粉を牛乳に入れて毎朝飲むようにしています。

またほかの栄養素では、鉄分・カルシウムを積極的に取り入れています。女性は生理や出産の際に鉄分不足、産後の授乳中に母乳を通してカルシウムが赤ちゃんに吸収されてしまうので日ごろから気を付けて取りたい栄養素です。鉄分はひじきや赤身の魚・肉、大豆製品、カルシウムは小魚や乳製品などに豊富です。またカルシウムはビタミンDを一緒に取ることで吸収を高めてくれる働きがあるので、きのこや魚介類とともに料理に使うのがおすすめです。

■基本はバランスよく食べること!あなたに足りない栄養素は?

毎日の食事を考える際、食材が偏らないように主菜を中心に考え、副菜・汁物を合わせてバランスよく穀類、魚介・肉類、乳製品、野菜、海藻、きのこなどが取れているかを気にかけています。

これから冬を迎え、風邪をひきやすい時期に入るので喉や皮膚などの粘膜を強くしてくれるビタミンAや免疫力を高めてくれるビタミンC、疲労回復によいビタミンB群なども気にかけて取りたい栄養素ですね。

(38歳女性管理栄養士/Doctors Me)

※画像は本文と関係ありません

※この記事は2014年12月11日に公開されたものです

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医師をはじめ、歯科医、薬剤師、介護福祉士、栄養士、獣医、心理カウンセラーの6つの士業・専門従事者を擁する、総合型の健康Q&Aサービス。2013年8月のサービス提供開始以来、『安心をもっと身近に』というサービスコンセプトのもと、医師だけにとどまらず、専門資格を持つ多様な回答者を増やし、場所や時間を気にすることなく、さまざまな悩みを気軽に相談できるサービスを実現。https://doctors-me.com/

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