「いつでもいい」といわれたら危機感を持って! 80代の現役ポーラレディが教える、愛されるためのヒント
いつまでもキレイでいたい、いつまでも愛される存在でありたい――。これは全世代の女性に共通した願いではないでしょうか。
その両方を御年83歳にして実現し続けているのは、『ちょっとした気づかいがあなたの人生を変える』(アスコム刊)の著者であり、ポーラレディ歴55年の森本早苗さん。今なお現役カリスマ営業ウーマンとして活躍しています。
森本さんがいつまでも愛される理由とは? その秘訣を教えていただきました。
■相手の時間を大切にしていますか?
森本さんがトップセールスを誇り、顧客から愛されるポイントは「気づかい」にあるといいます。
「私が半世紀以上にわたりポーラレディを続けられたのは、ひとえに若いころから常日頃『気づかい』を心がけてきたことによると思うのです。
気づかい上手な人は好かれるだけでなく、人生の質まで変わってきます。気づかいの本質は相手を大切にすること。『相手の時間を大切にする』と言い換えることもできますね。これを心に刻むだけで、行動が別人のように変わっていくはずです」(森本さん)
気づかいができない人は自分のことしか考えていないので、「『相手主体』という視点が欠落している」と森本さん。気づかいができる人は、話が盛り上がって相手も楽しそうに過ごしていても「時間を割いてもらっている」ということに気づけるそうです。
■「いつでもいい」と言われたらどうするべき?
さらに森本さんは、「ほとんどの人が見過ごしている、身近な気づかいの共通点がある」といいます。
「上司から仕事を頼まれたときに『いつでもいい』といわれることもあるのではないでしょうか。それを文字通りにとらえてしまうと、あなたの評価を下げてしまうことがあるので注意して。
『いつでもいい』の真意は『今すぐほしい』ということ。悠長に構えないで急いで行動するべきです」(森本さん)
言葉に隠された本心を読み取ることで素早く行動することができ、大きな信頼を得ることにもつながるとのこと。
「反対に、誰かに何かをお願いするときには、『いつでもいい』という言葉を添えられる気づかいができるといいですね」(森本さん)
職場などでは、「1日の15時までにお願いできれば助かります」などと期日を明確に伝えられると相手へのよりよき気づかいになるそうです。
「気づかい上手な人には、相手の心を素早くくみ取れるという共通の特徴があります。相手の不満や要望、怒りなどの満たされない思いに素早く気づいて、相手に寄り添い、共感して、次の行動を起こせるかどうかが、分かれ目になってきます」(森本さん)
「気づかいができる人」になろうとすると構えてしまうかもしれませんが、「気づかいとは決して難しいことではなく、相手が喜ぶ姿を想像するだけでいい」と森本さん。自分のしたことで相手が喜んでくれたらうれしいですよね。「気づかい美人」になれば、自分も気持ちよく過ごすことができそうです。
(OFFICE-SANGA)
※この記事は2014年12月02日に公開されたものです