あまのじゃくな上司に対して、対抗する手段「私が間違ってるという態度を出してみる」
「これはこうやればいいですね」と確認したら「違います、こうやるのです」と言われたのに、その通りやったら「そのやり方なんて言ってません」なんて言い出す上司、いませんか? そんなあまのじゃくな上司に対し、どう接したらいいのでしょうか。
【上司キラーになれる心理テク「威嚇する上司ほど制御しやすい」】
あまのじゃく上司の深層心理
なぜ、こんなあまのじゃくなことをするのでしょう。あなたのことを信用していないのかもしれません。逆に、あなたを恐れているのかもしれません。どっちにしても、「あなたを思い通りに支配したい」が故に、あまのじゃくな発言が出てしまうのです。
問題は、上司が故意的にやってるのか、無意識でやっているのか。無意識であまのじゃくなことをしている人も多いのです。そういう人は、指摘しても治りません。自覚がないのです。
私が間違ってるという態度を出してみる
指示を確認するときに「私が間違っているかもしれませんので、あなたが先ほど言っておられた××作業でよろしかったでしょうか?」などのように、「私が間違ってるかも」という確認と、「あなたがさっき言った指示通り」と強調してみましょう。
これで「私は××なんて指示をしていない。○○と言った」とあまのじゃくなことを言いだしたら、「私が間違ってました。今おっしゃった○○をします、よろしいですね」と念押しをしましょう。
なお、これは誰かが聞いているところでやると効果的です。これで終わった後「違う!」と上司が言った場合、別の方がフォローに入ってくれる確率が上がるからです。
自分の提案を否定してみる
何か提案を出すと「それはおかしい」と言い続けるあまのじゃく上司もおられますね。こういう上司に対しては、自分が出した提案に対し「はい、私も上司のいうとおり、この提案はおかしいと思います」とあえて否定してみましょう。
おかしい点を挙げ連ね、「こういうところがおかしいと上司はおっしゃりたいんですよ、ね?」と念押しをするのもよいでしょう。人は予想外の行動に対して、反応できなくなるものです。そのうえで、別の提案をしてみましょう。
前の提案をあなたも否定してる手前、その提案を否定しにくくなるのです。
あまのじゃくのタイプによっては、これ以外の方法が有効かもしれません。とにかく、上司の思い通りにはならないよ、自分でちゃんと考えてるよという態度を示すことが重要です。そのためには、自分自身、しっかりとした考えを保つ必要があるのです。
人間関係って難しいですね。
※この記事は2014年11月14日に公開されたものです