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人の本性は「ノー」の後に出る―ノーの後に●●を言えばチャンスをつかめる

ビジネスでもプライベートでも、自分の要求を相手に受け入れてもらえたときは最高にハッピー! 反対に「ノー」と言われたときには、ガッカリしてどう行動すれば良いのか分からない方も多いのではないでしょうか。しかし本当の交渉は「ノー」と言われてからが勝負なのです。

ピンチをチャンスに変えるためのコツを教えます。

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人の本性は「ノー」のあとに現れる

自分の望みに対して「イエス」と言ってもらえれば、上機嫌になる方も多いことでしょう。もしも自分の言い値で、たくさんの商品を購入してくれる顧客と出会ったら……いつもよりも冗舌に、そして丁寧に対応したくなりますよね。

もちろんこれは、わざとやっていることではありません。しかし「本来の自分の姿」と言うことも出来ないでしょう。「契約を得られた」という余裕が、本当の姿を覆い隠してくれるからです。逆に、相手からノーを突きつけられたときには、人は余裕をなくしがち。

つまり、つい本性を見せやすくなってしまうときなのです。反射的にムッとしてしまう方もいれば、傷ついたような表情を見せる方もいるでしょうが、こうした対応はオススメできません。交渉相手の心の中に、こうした反応は印象深く残ってしまうものなのです。

「ノー」と言われたら理由を聞く

ではもしも「ノー」と言われてしまったら、いったいどんな対応をするべきなのでしょうか。チャンスを生み出したいときには、すかさず「ノーの理由」を聞き出すのがオススメです。相手が「ノー」と言うのには、それだけの理由があるはず。

まずそれを教えてもらうことで、交渉の余地も生まれてきます。「この商品は高すぎるからノー」という理由を言われたら、「では○○ではいかがでしょうか」と再度条件を提示することが出来ますし、双方の合意が難しいと分かれば、お互いに納得した上で、結果を受け入れられるでしょう。

「ノー」をチャンスにつなげるために

最後に紹介するのは、未来のチャンスをつかむためのワンステップです。ここがきちんと出来るかどうかで、社会人として、そして人間としての評価は大きく異なってきます。

大切なワンステップとは、たとえ「ノー」と言われたとしても、相手が時間を割いてくれたことに対する「お礼」を伝えることです。本性が現れやすいときだからこそ、こうしたひと手間は相手の心に大きなインパクトを与えます。

「今回は合意できなかったけれど、次にまた機会があれば……」と、前向きな印象を残しやすいのです。お礼を伝えるときには、できれば「定型文のお礼メール」よりも「手書きのオリジナルメッセージ」を選んでみてください。

相手に伝わる気持ちが、より大きくなります。こうした作業を一つずつ丁寧に行うことで、「ノー」からでも人脈を広げていくことが出来るのです。

「ノー」と言われると、すぐに引き下がってしまいがちですが、実は非常にもったいないことなのかもしれません。「ノー」を「チャンスの芽」として捉えることで、新たな世界が広がることでしょう。

※この記事は2014年11月08日に公開されたものです

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