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カンガルーの袋の中を掃除をするのは誰がするの?

カンガルーといえば袋。袋からぴょこっと顔を出している子カンガルーって、見ているだけでほのぼのとしてきますね。そういえば、子カンガルーはある程度大きくなるまで袋の中に入りっぱなし。母親の袋の中はどうなっているのでしょうか?

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袋の中に乳首がある

カンガルーの乳首は袋の中にあります。ですので、子カンガルーは袋の中にいれば、好きなときにいつでもお乳を飲むことができます。さてここで疑問があります。お乳を飲んだら、排泄物が出ますよね。子カンガルーは袋から出ません。

子カンガルーはどうやって排泄物を出すかというと……。袋の中にそのまま出してしまうのです。

汚れた袋の中身は?

というわけで、袋の中は排泄物でいっぱいになります。そのままだと虫が湧いたりしてしまうかもしれません。ですが、心配はいりません。袋の中は、母カンガルーが定期的に掃除をしているのだそうです。その方法は、袋に顔を突っ込み、排泄物をなめとってしまうという方法。

人間の赤ちゃんのようにオムツ交換が不要な代わりに、母カンガルーが処理していたんですね。

汚くないの?

排泄物をなめるなんて汚いわ!と思ってしまいますが、実際はそこまで汚くありません。子カンガルーは母乳しか飲んでいません。また、子カンガルーの身体も小さいため、量も大したことはないのです。そもそも、人間の赤ちゃんのウンチも、母乳を飲んでいるうちはそこまで汚くありません。

離乳食など、別のものを食べ始めると、だんだん臭ってくるようになるのです。また、我が子ならばそこまで気にならないというのが、母性というもののようです。

ちなみに同じ有袋類である……○○は?

カンガルーは有袋類ですが、同じ有袋類の仲間にコアラがいます。コアラも袋を持っていますが、口は下に開いています。そして、ユーカリの葉を食べて消化した母親のウンチを子供に食べさせます。ユーカリしか食べておらず、しかも消化されたものは離乳食として最適なのかもしれません。

人間も動物たちも、子供を育てるにはいろいろと苦労が絶えません。ですが、母は強しです。いや、こうやって、子供を守っていくからこそ、母は強くなるのかもしれませんね。

※この記事は2014年11月04日に公開されたものです

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