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クワガタはひと夏だけの寿命ではなかった?「寿命は2年から3年」

「クワガタ」は夏を連想させる昆虫のひとつ。子どもの頃に自由研究で捕まえて育てたものの、すぐに死なせてしまった思い出がある人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、クワガタの気になる寿命の長さについて迫ってみました。

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夏に姿を見せるけど涼しいところが好き

クワガタは夏に見かけることが多いので、暑い夏が好きと思われがちですが、普段は山や木の陰などに姿を隠します。そのため20度から25度くらいまでが快適な温度であり、活発に動く姿が見られるのです。自然界では住んでいる地域や種類によって寿命が異なるものの、家庭で飼育する場合は快適な環境を用意してあげることで、もっと長く生きることができます。

成虫の寿命と特徴

クワガタは卵からはじまり、幼虫、サナギ、成虫へと育っていきます。私たちが一般的に見かける成虫はほとんどが夜行性。日中の昆虫採集であっさりと捕まえることができるのもこれが理由です。

日本産のクワガタは全体的に寒さに強いため冬眠することができ、寿命は2年から3年くらいが目安になります。人気のオオクワガタでは6年生きたという記録もあるほど。また、外国産は温度管理をしっかりとしなければひと夏だけの寿命で終わってしまうこともあるので注意が必要です。

ちなみに同時期によく見かけるカブトムシはクワガタと違い、羽化した夏だけを生きるため成虫の寿命は3カ月ほど。卵は翌年に成虫になります。

クワガタを上手に長生きさせるには?

最近は昆虫を販売しているショップも多く、飼育セットなども出回っているのでまずはそれらを用意するのがいいでしょう。本格的に育てるとなればさらにいろいろな準備が必要になってきますが、それらを自分で調べるのも楽しみのひとつ。

特に子どもの自由研究であれば、親はクワガタへの好奇心を温かく見守ってあげるのもいいでしょう。ただし清潔な飼育環境を用意しないとダニなどの虫が発生しやすくなりますから、家庭内で飼育する場合は注意が必要です。

昆虫の生態系は、まだわれわれ人間が知らないこともたくさんあります。それらを自分なりに調べ上げてみるのもおもしろいかもしれませんね。

※この記事は2014年10月24日に公開されたものです

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