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子供だけでなく大人が読んでも楽しめる?秋に読みたい絵本10選『おおきなかぶ』『モチモチの木』

子供のころ読んだ絵本。大人になって読んでも、意外と面白かったり心に響いたりする作品もあったりします。最近では大人向けの絵本なんてのも発売されていたりしますね。さて今回は、秋に読むのにぴったりの、子供はもちろん、大人が読んでも楽しめる絵本たちを紹介します。

子供のころに読んだことも? 定番ともいえる絵本たち

まずは、私たちが子供のころから愛されている、定番の絵本から紹介しましょう。

『おおきなかぶ』

畑にできた大きなカブを抜くために、みんなで協力するというお話。「うんとこしょ、どっこいしょ」というフレーズは有名ですよね。秋は農産物の収穫時期ですし、ぴったりかもしれません。ちなみに、この『おおきなかぶ』はロシアの童話。100年以上前に編纂された童話集に掲載されていたお話なんだそうです。

『ぐりとぐら』(作:中川李枝子 絵:山脇百合子)

こちらも定番中の定番です。1963年に刊行され、もう50年以上も愛されている名作です。双子の野ネズミのぐりとぐらが、森で見つけた大きな卵を使ってカステラを作るお話です。おいしそうな匂いにつられた森の動物たちも集まって、みんなで仲良く食べる様子が実にほほ笑ましい作品。大人になってから読んでも、優しい気持ちになれる絵本でしょう。

『モチモチの木』(作:斎藤隆介 絵:滝平二郎)

夜になると不気味に見える大きなモチモチの木(トチノキ)が怖くて、夜にトイレに行けない臆病な豆太。しかしある夜に2人きりで暮らすおじいさんが病気になってしまい、豆太は勇気を振り絞って助けを呼びに行く、という童話です。国語の教科書にも掲載されていたりしたので、知っているという人も多いでしょう。切り絵で描かれた挿絵も独特の雰囲気でした。

『もりのふゆじたく』(作・絵:垂石眞子)

1992年に刊行された絵本です。『もりのおくりもの』という絵本のシリーズの一つで、森の動物たちが冬の訪れに備えて木の実を集めたり、冬ごもりの準備をしたりするお話です。動物たちが互いに協力し合って準備をする姿はとても愛らしく、ほのぼのとした気持ちになれます。他のシリーズも読んでみるとなおいいですね。

『ようい どん』(作:渡辺茂男 絵:大友康夫)

1980年に刊行された、動物たちの運動会を描いた絵本です。主人公のくまくんが、障害物競走に挑みますが、あまり運動が得意ではないくまくんは失敗ばかり。それでもめげずに挑戦します。思わず応援したくなるくまくんがかわいらしく、大人でも気に入ってしまうでしょう。

新興勢力? ここ最近の超人気絵本たち

次は、近年大きく注目され、定番となっている絵本の中から、秋に読むのにぴったりの人気の絵本を紹介しましょう。

『ジャッキーのうんどうかい』(作:あいはらひろゆき 絵:あだちなみ)

こぐまのジャッキーが主人公の『くまのがっこう』シリーズ。2002年から刊行され、今や絵本の定番ともいえる作品になりました。この『ジャッキーのうんどうかい』は2006年に刊行された絵本。くまのがっこうの運動会の様子を描いています。一生懸命練習をするジャッキーがかわいらしい作品です。

『おべんともって』(作:森山京 絵:片山健)

2004年に刊行された作品です。お父さんにお弁当を届けに行く子供のくまが、秋の森の中でさまざまな発見や体験をするお話です。この季節に読むことでより秋を身近に感じることができますし、より共感することができます。小さなお子さんにもぴったりの作品ですが、大人が読んでも優しい気分になれます。

『やきいもするぞ』(作・絵:おくはらゆめ)

2011年刊行の作品。森にすむ動物たちが焼き芋をおなかいっぱい食べるお話です。面白いのはそこから「おなら大会」になることです。動物たちが次々にいろんなパターンのおならをしていくさまは、思わず笑ってしまいます。

『葉っぱのフレディ』(作:レオ・バスーカリア 絵:島田光雄 訳:みらいなな)

世界的に大ヒットした『葉っぱのフレディ』。日本でも長く愛されてきた定番の作品ですが、近年はミュージカルが上演されるなど、さらに注目を集めています。最近になって知ったという人も多いのではないでしょうか。一枚の葉っぱの生まれから終わりまでを描いた作品。葉っぱの一生を人間の一生にもなぞらえています。「深い」作品なので、子供だけでなく大人も楽しめる絵本といえますね。

『君のいる場所 Separate Ways』(作・絵:ジミー 訳:宝迫典子)

最後は大人向けのロマンチックな絵本を紹介。本作は台湾の絵本です。台湾でヒットしたのち、世界各国でもヒットしました。日本では2001年に日本語訳が刊行されました。想い合っているのにすれ違う、切ない恋物語が描かれています。じっくりと読みたい作品です。

まとめ

子供も大人も楽しめる作品から、大人向けのアダルティーな作品までいろいろピックアップしてみましたが、いかがだったでしょうか? 子供のころから親しんでいる定番絵本は、大人になってから読んでみるとまた違った感じ方ができるかもしれません。もちろん、お子さんのいる方は一緒に読んでみるといいですね。

(中田ボンベ@dcp)

※この記事は2014年10月20日に公開されたものです

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