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なぜ雄の犬は片足を高く上げておしっこをするの?「高い場所におしっこする方が偉い」

小さい頃は腰をおとしておしっこをしていたのに、成長するにつれて片足を高くあげて愛犬がおしっこをするようになり、びっくりしたことはありませんか? 雄の犬はなぜ大きくなると、片足をあげて高々とおしっこをするようになるのでしょうか。

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雄の犬は、おしっこでマーキングする

雄の犬は高い場所におしっこをかけて、「ここは自分のなわばりだぞ!」と主張するマーキングという行動をします。このマーキングには自分のなわばりを他の犬にお知らせする意味と、ここが自分のなわばりだということを自分で覚えておくための2つの意味があります。

この片足をあげておしっこする雄犬のマーキング行動は、自己主張が強い犬や縄張り意識が高い犬ほど念入りに行うことがあるようです。散歩中、愛犬が同じ場所で何度も念入りにおしっこをかけ直すようなら、「ここは俺さまの場所だ!」という主張が強いタイプなのかもしれません。

高い場所におしっこする方が偉い!?

また雄の犬が片足を高くあげておしっこをするのは、「自分はこんな犬です」ということを他の犬にお知らせする意味もあります。特に同じなわばりを争うライバルに対しては、より高い位置におしっこをかけて、「自分はこんなに大きくて、強い犬なんだ!」と知らせようとします。

そのため高い位置にマーキングしようと、逆立ちしながらおしっこをするワンちゃんも中にはいるようです。

また「自分はこんなに強い犬だ」というマーキングは、雌犬に自分が強くて大きい犬だということを知らせるアピールとして使われることもあります。雄の犬が片足を高くあげておしっこをするのは、雄犬同士や雌犬との情報交換時に「自分が強い犬だ!」ということをアピールできるからなのです。

室内犬として雄の犬を飼っている場合、この片足あげておしっこをする雄犬のマーキング行動が時に問題行動になってしまうことがあります。特に家族が多い家では犬が上下関係を間違って覚えてしまうことから、「自分の方が強いぞ!」ということを示すために、マーキングしてしまうことがあるとか。

マーキング行動は雄の犬が生き残るためにする本能的な行動。上下関係をしっかり覚えてもらい、「家の中ではマーキングする必要がない」ということを覚えさせるようにしましょう。

※この記事は2014年10月19日に公開されたものです

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