「なんでやねん！」と言いたくなるFacebookの新機能が30代女性の心をつかんでいる

プライベートのみならずビジネスシーンでも幅広く活用されているFacebook。いつもはマジメ一辺倒とも言えるこのFacebookが、なんだか今月から意外な機能を始めたというのです。

「10月8日突然、Facebookから、メッセージが届いた」というクチコミから一気に広まった機能とは!?　見える化エンジンを使って、新機能の評判を探ってみました。

■「いいね！」が「ええやん！」に

10月8日、Facebookがブラウザ版の新言語設定をアップデート。今までずっと使われてきた「いいね！」の仕様が関西弁にできるという機能が追加されたのです。

※今まで、外部のアプリによって表記を変更できるものもありましたが、今回はFacebook“公式”の仕様。

この新機能では、関西弁に設定することにより、「いいね！」が「ええやん！」に変更となります。また、「コメントする」は「つっこむ」、「シェア」は「わけわけ」、「今どんな気持ち？」は「なにしてるん？」とジョークさながらの言葉も。

世界中にユーザーがいることもあって、もともと多くの国の言語に対応をしてきたFacebookですが、その多言語対応もついに方言にまで及んできたということでしょうか。

この驚きのFacebook関西弁対応について「見える化エンジン」を使って、世間の反応を分析してみました。つぶやいている人の性別を見てみると、興味を示している割合は男女半々ぐらいであることがわかりました。

■大阪弁の本場！関西人の意見は？

中には「大阪人をばかにしているのか」などの意見もありますが、親近感を覚えるという意見のほうが多いようです。おもしろそう！と思っている人は多いものの、実際の利用するところにまで至っているかどうかは定かではありません。

■年代別の感想は？

・10代
単純に「面白い」という声と、設定したけどすぐに元に戻したという声が混在。なんだか落ち着かないということでしょうか？　好奇心で設定を変えてみたものの5分で飽きたという人もいました。

・20代
「ばかだ」「絶望的だ」などネガティブなワードが目立ちます。「絶望的」は、ロケットニュースがこの機能にツッコミを入れている記事のタイトル「【わけわけ】Facebookが関西弁に対応！ しかし一部の言葉が絶望的にセンスのない文言に置き換わり驚愕!!」が多くリツイートされているからです。

・30代
「キュートだ」「可愛い」「嬉しい」など、意外にも女性を中心に評判がいいようです。中には、関西弁のFacebookは温かみがあるという声も。関西圏以外の人の中にも「つい設定しちゃった」という声が見受けられました。

こうなってくると自分の地域の言語もぜひ！と、思う人も出てくるもの。実は、Chromeの「IdontCare」という拡張機能を使えば、好きな地方の方言に変更が可能です。

・40代
関西弁バージョンに「ほっこり」した人も多いようです。世代別に賛否が分かれているようですが、どこを直したらもっとよくなる？ネガティブな人の意見を探ってみた。

■2位～4位「駄目だ」はボタンの種類について

どうせやるなら徹底的にやってほしいという声も多く、関西弁なら「いちびんな」と「知らんがな」、「どーでもええわ」ボタンが必要という声もリツイートされていました。

「よくないね」ボタンが必要という意見に関して関西弁バージョンならぬ京都弁バージョンで「よろしいなあ」ボタンがあったらいいという声や、古語に対応したらおもしろいというユニークな新提案も。

■5位「イライラ」、6位「バカだ」、8位「時間の無駄」は、ニュアンスが微妙にちがう

「コメントする」のボタンが「つっこむ」となることに対して、関西弁が微妙にイライラするといった声も。

■7位「使いにくい」は、おもしろいけど使いにくい

慣れるまで使いにくい、時間がかかるという声もありました。

このFacebook関西弁機能。ツッコミも含め、色んな意見がある中で、30代女性たちからは「かわいい」と評判がよかったことは意外でした。彼女たちがSNSに求めるのは、システマティックなものではなく、こういった親近感のある機能なのかもしれません。

（車谷 照彦／ミシェル！編集部）

※この記事は2014年10月16日に公開されたものです