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ボッチが怖い? 困った女子に巻き込まれてない!? 群れたがる女性心理の理由と対処法

中野とも子

女友達

こんにちは、心理カウンセラーの中野とも子です。

突然ですが、「困ったオンナ」の特徴のひとつとして「やたら群れたがる」というものがります。私のカウンセリングに訪れる女子大生の多くの悩みが「独りが怖い」というものです。

【男性に聞く!「陰口の巧妙さに戦慄した」オンナって怖い!と思った瞬間がある?】

男子はまだこの「友達がいない」ことを自虐的にでも楽しむ傾向がありますが、女子たちはキャンパスで独りぼっちでいることによって命名される「ボッチ」の烙印を押されるのを何より恐れます。

これは学生に顕著に見られる現象ですが、働く女子にもその傾向が大いにあります。

そもそも、なぜオンナは群れるのか?ということですが、以前で述べた「女性は男性から選ばれる性であった」ことを考えればわかりやすいと思います。

困ったオンナの世界では、独りでいることは、「誰にも選ばれなかった」ということに他ならず、屈辱なのです。彼女らは傷ついた心を持つために不安が強く敵味方の区別をはっきりさせたい。だから、形だけでも一緒にいて味方同士でキャッキャやっていると安心するのです。

形だけの「群れ」に自分がいるのかどうかは次の事例を確認していただけるとよいと思います。

●チェックリスト

1)誰かが悩みを打ち明けたら、自分も同等レベルの悩みを打ち明けなくてはならない空気がある。

2)したくもない「恋バナ」に乗っかってつい自分のプライベートな「ネタ」を提供してしまい、あとで自己嫌悪に陥ることがある。

3)その場にいない人の悪口を聞かされる。

これらは、困ったオンナの群れにいるための踏み絵のようなものといってよいでしょう。さて独りでいることは、本当に「誰からも選ばれず寂しい人」「選ばれる価値がない人」なのでしょうか。

実際の所そうではなくて、むしろ独りでいられる人のほうが「自信があって寂しくない人」「価値のある人」なはずです。

では、この「困ったオンナの群れ」からどうやって離れるか? 考え方としては「何を、どこで、誰に話すか」の行動の自由を自分の手に取り戻しましょう。まず、気の進まない「女子会」「ランチ」を断ってみるということから始めてみるのもいいでしょう。

そして恋バナや悩みなどは、本当に大切な友達にだけすると決め、群れの中ではそのようなことは話さない、というのはどうでしょうか。ただし、あくまでも爽やかに、感じよく。

本来誰に何を話すかなどは自由のはずですが、下手を打つと困ったオンナはそれを「自分を否定された、あるいは見下された」と捉え、過剰に反応します。もともと傷ついている心がさらに傷ついてしまうからです。

簡単に大事な話をしないなどは「私のやり方」なのであって、決してあなた方を見下しているのではないという態度で、あくまで「敵ではないのですよ~」という雰囲気をかもしながら、にこやかにフェードアウトするのです。

もうひとつの選択肢として、あなた自ら「変わり者」になるのもオススメです。

あなたの周りにもいませんか? 気が向くとひょっこり現われて、愛想はいいけどどのグループにも属さない、自分の好きなようにやっているちょっと変わった女性。彼女たちは「変わり者」の陰口を叩かれていても、幸せそうです。それは彼女たちが「変わり者」のレッテルを恐れず、「独りでいることとその人の価値は無関係である」を実践している女性だからなのです。

そして自分の中の傷ついた「困ったオンナ」を解放し、独りでいることを「選ばれなかった」と考えない。他人に好かれることより、自分がどんな人と付き合いたいのかを考えてみる。そうやって少しずつ「本当に大切な人」で自分の周りを満たしたら素敵ですよね。自立したもの同士の本当に大切な人間関係は、とても素晴らしいものです。

では、またね!

(心理カウンセラー中野とも子)

※この記事は2014年10月15日に公開されたものです

中野とも子

公認心理師、産業カウンセラー、文部科学省所轄(財)生涯学習開発財団認定マスターアートワークセラピスト。東京都内にて芸術療法(アートセラピー)講師として活動中。アダルトチルドレン、依存症、摂食障害、鬱、PTSDなどの心理相談や虐待によるトラウマの回復などにあたる。

吉祥寺駅前カウンセリングルーム
URL:https://kichijojiroom.com/

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