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気づいたときにはもう遅い!? 「ムダづかい女子」になる落とし穴は?

大竹のり子

大竹 「安いから、いいや」と気軽に支払っているうちに、気づけば支出額が膨らんでしまっているもの。アプリやLINEのスタンプ購入、携帯ゲームの課金、携帯電話のオプションサービスなどがこれに当たります。一つひとつの金額が小さいからこそ出費のハードルが低い。ゆえに、使わなくても損した気分にならないから放置しがちで、結果、ムダづかいになってしまうパターンです。

編集部 たしかに、アプリなどは自動更新されるので、忘れたまま、ずっと課金されていることもありますよね。

大竹 はい。クレジットカードの年会費もそうで、「初年度は無料だから1年目の終わりに解約しよう」と思っていても、そのときにはすっかり忘れている。その後、2年目の会費が引き落とされたタイミングで気づくんですが、「既に次年度分の会費を払っているから、すぐに解約するのがもったいなくて……」と、同じことを繰り返してしまう人もけっこういます。

編集部 会費が引き落とされたら、期間ギリギリまで使わないと損、と思ってしまいがちですが、その発想は捨てたほうがいいのでしょうか?

大竹 そうですね。気づいたときにいらないものは、その場で解約するという割り切りが、最終的にムダづかいにならないと思います。もっと言えば、1年に1日でいいので有休を取って、カードやアプリなど自動で料金が引き落とされているものを洗いざらい見直す日を設けたいですね。土曜日や日曜日、祝日だとコールセンターがつながらなかったりするので、平日にまとめて断捨離すれば、気分もすっきりしますよ。

編集部 一度手続きすれば済むものがほとんどですもんね。ちょこちょこ見直すよりも、一気にやるほうが苦にもなりません。では、「ムダづかいのきっかけ」とは少し離れるのですが、女性の中には、美容費などなかなか切り崩せず、すでに生活費とは別に固定費として組み込んでしまっているものもあるかと思います。その中で、ムダを見直すとしたら、どんなふうにチェックするのが効果的ですか?

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