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フランスに「星の王子さま」テーマパークが登場! 気になる中身は?

「星の王子さま」は、誰でも一度は聞いたことのある物語ではないでしょうか。そんな「星の王子さま」の物語が生まれたのはフランス。2014年夏、初のテーマパークが登場しました。今回はその魅力に迫ります!

■「星の王子さま」とは

「星の王子さま」について最初に少しおさらいしておくと、作者はフランスのリヨン出身のアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ。砂漠に不時着した操縦士の「ぼく」と、星の王子さまが出会うことで物語が始まります。示唆に富んだ内容と作者の手によるかわいらしい挿絵が有名で、日本でもファンが多く、その挿絵を使ったキャラクターグッズが販売されるほどの人気があります。

■星の王子さまテーマパークができた!

そんな「星の王子さま」ですが、作者のサン=テグジュペリは第二次世界大戦中の1944年に偵察機で出撃したのち消息を絶ちます。それから数十年後の1998年、地中海マルセイユ沖の海域で作者のものとみられるブレスレットが発見され、2003年には飛行機の残骸が引き上げられました。そして2014年7月1日、フランスのアルザス地方のウンゲルスハイムに、星の王子さまテーマパークが開園。物語が生まれたのは1943年ですから、実に60年の時を経て初めてのテーマパークができることになったのです。

■「飛ぶ」テーマパーク!?

さてその星の王子さまテーマパークのコンセプトは、なんと「飛ぶこと」。園内には30個のアトラクションや迷路、最新の3D映画館がありますが、見どころは2つの熱気球で飛行体験ができること。気球には王子さまのイラストがプリントされており、乗ると係留飛行で150メートルまで上昇。パーク全体はもちろん、近隣の山々を見下ろす素敵な景観を楽しめます。星々を旅した王子さまの追体験ができそうです。園内には本物の複葉機が展示されているほか、物語に登場するキツネや羊も飼われており、より深く作品の内外を知ることができます。

■まずは日本で?

お伝えしたとおりフランスのテーマパークでは飛行体験ができますが、日本にある施設でも星の王子さまの世界を楽しむことができます。ひとつは箱根にある星の王子さまミュージアムです。東京から近いものの、中に入ると作品が生まれた当時のフランスの街並みが再現されておりフレンチも味わうことができます。グッズショップは国内最大級です。もうひとつは、埼玉県の寄居 星の王子さまパーキングエリア。PA内のレストランやショップはすべて星の王子さまをイメージした名前がつけられています。もちろんフランス風の料理やグッズを買えますので、立ち寄ってみるのもいいですよ。

フランスの星の王子さまテーマパークと、日本にある関連スポットについてご紹介しました。いかがですか? 「飛ぶこと」を体験できるテーマパークは世界中でも珍しく、早くも話題沸騰の予感です。主なターゲットは2~12歳の子どもだそうですが、大人も童心に帰って楽しめるパークになっているとのこと。要チェックです。

(c) Aerophile

(ファナティック)

※この記事は2014年10月10日に公開されたものです

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