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ガイドブックには乗っていない小倉案内―「フランス菓子 SHIROYA」オムレット35円

ガイドブックにはあまり掲載されていない福岡の観光地。それは小倉。

小さな町なので、ぐるっと散歩をしながら観光できるのが魅力です。オススメのルートは、西小倉駅で下車をして、小倉駅まで歩くコース。

【広島県の究極のガイドブック、表紙を飾るのは広島出身のアノ人!】

小倉城、小倉城庭園、森鴎外旧居、北九州市立松本清張記念館を見学した後、小倉の繁華街でグルメやショッピングを楽しむことができる。小倉城は城下町のジオラマやからくりシアターなどを楽しめ、歴史の勉強もできてしまう。

庭園とセットの入場券を購入して、美しい景観も同時に楽しむのがオススメ。

文学好きな方なら、タダで入れる森鴎外の旧居や、かつての住まいを復元した松本清張記念館は貴重な資料などにも心弾ませること間違いなし。

……と、真面目に歴史や文学を勉強した後は、グルメ探訪。小倉に来たら、ぜひ立ち寄りたいのが「フランス菓子 SHIROYA」オムレットというクリームが挟んである洋菓子はなんと驚きの35円!! サニーパン、チョコピーナツドーナツ、あんパン、バターパンなど菓子パン類の多くは70円。

フランス菓子 SHIROYA

昔懐かしい見た目と価格、そして味わい……。心の底から癒される昭和な雰囲気たっぷりの洋菓子&パンのお店です。

甘い物を食べたら、今度はしょっぱいものを食べたい! となるのが旅の胃袋。ここで人気なのは、鉄鍋餃子。その名も「小倉鉄鍋」。鉄鍋にみっちりと餃子が入り、ジュージューと焼かれたままテーブルに運ばれてくる、シズル感たっぷりの一品です。

鉄鍋に入っているので冷めることなく、かなり長い間アツアツをハフハフしつづけられて、思わずビールが進みます。

小倉鉄鍋

その他、おばあちゃんが作る元祖焼うどんと言われている「だるま堂」や「揚子江」の豚まんも人気のB級グルメのお店です。だるま堂は行列覚悟ですが、揚子江はテイクアウトで食べ歩きも可能。豚まん片手に繁華街を散策するのも旅気分が盛り上がります。

もちろんB級グルメだけでなく、豊かな海産物を活かした郷土料理も楽しめます。珍しいのが、「じんだ煮」。「ぬか炊き」とも呼ばれているもので、北九州市の小倉藩主だった小笠原公が大変好んで食べたと言われる料理です。

小倉の独自の製法で作られたものは「小倉じんだ」という名称がついているそう。

これは、イワシやサバなどの青魚を米ぬか(ぬか床)や醤油、みりんなどでグツグツ煮たもので、骨まで柔らかくなっており、頭からシッポまで食べ尽せるものです。しっかりとした味がついていて、非常にご飯が進む代物。

お店でも食べられますが、お土産品としても売られています。

小倉の情報をしっかり掲載しているガイドブックは案外少ないのですが、文化から歴史、グルメまでしっかり楽しめる小倉。電車でのアクセスも良いため、九州旅行に訪れた際は、足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

文/中山美里

※この記事は2014年09月30日に公開されたものです

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