お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

足を運んでこそわかる!日本酒の、本当の味を巡る旅(北海道編)

日本酒は、現地に足を運ぶことで本当の味を楽しめます。温度変化や振動によって味が変化してしまうためです。日本酒が大好きな方はもちろん、「ちょっと好きかも」という方も、生産地へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

北の大地北海道では、石狩・空知地方に酒蔵が集中しています。今回は小さくたくさん回ることをテーマに、石狩・空知地方の酒蔵を5つ紹介いたします。

【日本に旅行に来た外国人をおもてなししたい家庭料理の第1位は「ちらし寿司」】

・田中酒造株式会社

小樽の地酒「宝川」を製造しています。木造2階建ての本店は、小樽市の歴史的建造物に指定されています。店内では10~15種類のお酒が試飲できます。

また、本みりんの製造もしており、「魔法の一滴 北の本みりん」という商品は、平成26年度北のハイグレード食品+を受賞しています。

所在地:北海道小樽市色内3-2-5

・二世古酒造株式会社

二世古酒造は「加水調整」をしないことにこだわっている酒蔵です。加水調整とは、アルコール濃度を調整するために水を加えることです。加水調整をしないお酒は「原酒」と言われ、アルコール濃度がやや高めです。原酒をたくさん楽しめる酒蔵は少ないのではないでしょうか。

ちなみに日本酒のアルコール濃度が14%~15%未満なのは、過去に、税金対策のためにアルコール濃度を調整したのが始まりと言われています。

所在地:北海道虻田郡倶知安町字旭47

・日本清酒株式会社

明治5年に、北海道で初めて酒造りをした「柴田酒造店」が前身です。北海道ではおなじみの「千代鶴」を製造しており、全国新酒鑑評会では14年連続で金賞を受賞しています。芯がしっかりしているのが特徴です。

所在地:北海道札幌市中央区南3条東5-2

・小林酒造株式会社

小林酒造は、お酒本来の色・味を追求しています。日本酒が透明なのは、炭を使って色素を取り除いているため。それをしていないものは稲穂のような黄金色をしています。小林酒造では、透明にする過程で失われる旨味や余韻こそが本来の味だと考えています。

色がついているのは、劣化しているわけではないのです。

所在地:北海道夕張郡栗山町錦3-109

・金滴酒造株式会社

金滴酒造は生産量の少ない小さな酒蔵で、ここで造られたお酒は北海道外にはほとんど出荷をしていません。そのため北海道まで足を運ばないと味わえません。「金滴」は、明治39年の創業期から長らく北海道民に愛されています。

所在地:北海道新十津川町中央71-7

北海道はとても広いですが、酒蔵のある場所は集中しています。

日本酒造りは水がとても重要で、酒蔵が多い場所は良質な水が手に入るといってもいいでしょう。現地のお酒を楽しむと共に、その元となる水も味わってみてはいかがでしょう。

※この記事は2014年09月27日に公開されたものです

SHARE