効果的なコミュニケーションに必要な10のルール「誰にでも分かる言葉を使う」「簡潔」
プレゼンや営業で役に立つ、上手なコミュニケーション術をご紹介します。
『 Words That Work: It’s Not What You Say, It’s What People Hear 』の著者、フランク・ランツ氏は、著書のタイトルにもあるように、コミュニケーションで、まず大切なのは「あなたが何を話すかではなく、聴衆が何を聞くか。」という考え方だと言います。
世論調査のエキスパートであり、政治家のキャンペーンでも重要な役割を担ってきた経験から、ランツ氏は10のルールを挙げています。
【一歩先行くコミュニケーション!すごすぎる 「彼ママ」攻略法】
(1)誰にでも分かる言葉を使う
聞き手が辞書を引かなくてはならないような言葉を避けてください。大抵、聞き手は辞書など引いてくれません。
(2)簡潔さ:短い文を使うこと
心に残る政治的メッセージが、一文より長いことはめったにありません。
(3)信憑性は、哲学と同じくらい重要
人は信用できないものを買いません。
(4)一貫性が大切
政治家でも、言う事が毎日コロコロと変わる人が多すぎます。企業でも違った広告を出しすぎです。視聴者が認識し始め、メッセージを覚えたころには、もう違う広告になっているなんて……。
(5)目新しさ:何か新しいものを提供すること
最も重要なのは、メッセージが「わぁ!私は、そんな風に考えた事がなかった。」というような、発見の感覚をもたらすことです。
(6)言葉の音と、テクスチャー(肌触り)が大切
同じ音で始まる言葉や、韻を踏んだり、リズムのある言葉の列は、ランダムな音を集めたメッセージより忘れがたいものです。
(7)意欲的に語ること
心に刻んでもらえるように、自分に合った、人間らしいメッセージにすることが鍵です。
(8)視覚化すること
M&Mの「お口で溶けて、手で溶けない」というキャッチフレーズのように、記憶に残る言葉というのは、聞いた時に頭にはっきりとイメージが浮かぶ言葉です。
(9)質問をすること
マイクロソフトの有名なスローガン「Where do you want to go today?」のように、あなたが何かを語ることよりも、あなたが聴衆に問いかける事が重要になることがあります。
(10)背景を提供して、関連性を説明すること
視聴者が自分に関係ないと思っている限り、あなたのメッセージは届きません。聴衆が「なぜ」あなたの話を聞いたほうが良いのか説明してから、メッセージを伝える必要があります。
The 10 Rules You Need to Communicate Effectively
http://time.com/3223327/the-10-rules-you-need-to-communicate-effectively/
※この記事は2014年09月26日に公開されたものです