こんなにあるぞ地方のギャンブル施設!
日本にも「カジノ」を造ろう! という話が一部で盛り上がっているそうです。税収が増えて、地方の財政にも役立つというので、地方自治体の議員さんが海外のカジノに視察に行ったりしているとか。ちょっと待ってください! 地方には、公営ギャンブルの施設がすでにけっこうあるのです……。
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公営ギャンブルというと、「競馬」「競艇」「競輪」が有名です。いずれもスポーツ系のギャンブルでありますが、これらの競技施設がどのくらいあるのか皆さんご存じでしょうか。
まずは「競馬」から見てみましょう。「競馬」と一口でいっても「中央競馬」と「地方競馬」があります。
●中央競馬場は10会場
「札幌」競馬場……北海道
「函館」競馬場……北海道
「福島」競馬場……福島県
「中山」競馬場……千葉県
「東京」競馬場……東京都
「新潟」競馬場……新潟県
「中京」競馬場……愛知県
「京都」競馬場……京都府
「阪神」競馬場……兵庫県
「小倉」競馬場……福岡県
●地方競馬場は15会場
「門別」競馬場(地方競馬)……北海道
「帯広」競馬場(地方競馬)……北海道
「盛岡」競馬場(地方競馬)……岩手県
「水沢」競馬場(地方競馬)……岩手県
「浦和」競馬場(地方競馬)……埼玉県
「船橋」競馬場(地方競馬)……千葉県
「大井」競馬場(地方競馬)……東京都
「川崎」競馬場(地方競馬)……神奈川県
「金沢」競馬場(地方競馬)……石川県
「笠松」競馬場(地方競馬)……岐阜県
「名古屋」競馬場(地方競馬)……愛知県
「園田」競馬場(地方競馬)……兵庫県
「姫路」競馬場(地方競馬)……兵庫県
「高知」競馬場(地方競馬)……高知県
「佐賀」競馬場(地方競馬)……佐賀県
競馬場は合計25会場となります。競走馬育成シミュレーションゲーム『ダービースタリオン』が大ブームとなった時代には、若い観客が競馬場に押し寄せたそうですが、最近はすっかり落ち着いているとか。
●競艇場は24会場
「桐生」競艇場……群馬県
「戸田」競艇場……埼玉県
「江戸川」競艇場……東京都
「平和島」競艇場……東京都
「多摩川」競艇場……東京都
「浜名湖」競艇場……静岡県
「蒲郡」競艇場……愛知県
「常滑」競艇場……愛知県
「津」競艇場……三重県
「三国」競艇場……福井県
「びわこ」競艇場……滋賀県
「住之江」競艇場……大阪府
「尼崎」競艇場……兵庫県
「鳴門」競艇場……徳島県
「丸亀」競艇場……香川県
「児島」競艇場……岡山県
「宮島」競艇場……広島県
「徳山」競艇場……山口県
「下関」競艇場……山口県
「若松」競艇場……福岡県
「芦屋」競艇場……福岡県
「福岡」競艇場……福岡県
「唐津」競艇場……佐賀県
「大村」競艇場……長崎県
競艇場は24会場です。競技の性格からか群馬県より北に会場はありません。冬に水っぺりは寒いですものね(笑)。最近では、若い人に見に来てもらえるよう、告知に工夫を凝らしているようです。
●競輪場は43会場
「函館」競輪場……北海道
「青森」競輪場……青森県
「いわき平」競輪場……福島県
「弥彦」競輪場……新潟県
「前橋」競輪場……群馬県
「宇都宮」競輪場……栃木県
「取手」競輪場……茨城県
「西武園」競輪場……埼玉県
「大宮」競輪場……埼玉県
「京王閣」競輪場……東京都
「立川」競輪場……東京都
「千葉」競輪場……千葉県
「松戸」競輪場……千葉県
「川崎」競輪場……神奈川県
「平塚」競輪場……神奈川県
「小田原」競輪場……神奈川県
「伊東温泉」競輪場……静岡県
「静岡」競輪場……静岡県
「富山」競輪場……富山県
「豊橋」競輪場……愛知県
「名古屋」競輪場……愛知県
「岐阜」競輪場……岐阜県
「大垣」競輪場……岐阜県
「四日市」競輪場……三重県
「松阪」競輪場……三重県
「福井」競輪場……福井県
「京都向日町」競輪場……京都府
「奈良」競輪場……奈良県
「岸和田」競輪場……大阪府
「和歌山」競輪場……和歌山県
「玉野」競輪場……岡山県
「広島」競輪場……広島県
「防府」競輪場……山口県
「高松」競輪場……香川県
「小松島」競輪場……徳島県
「松山」競輪場……愛媛県
「高知」競輪場……高知県
「小倉」競輪場……福岡県
「久留米」競輪場……福岡県
「武雄」競輪場……佐賀県
「佐世保」競輪場……長崎県
「別府」競輪場……大分県
「熊本」競輪場……熊本県
競輪場は合計43会場。多いと思われるかもしれませんが、これでもずいぶん減ってしまったのです。競輪は、昭和30年代には爆発的な人気がありました。また、中野浩一さんはじめ、多くのスター選手を輩出しました。
さて、では都道府県別にこれら公営ギャンブルの会場数を見てみましょう。
都道府県別「公営ギャンブル会場数」
北海道……5会場青森県……1会場
岩手県……2会場
宮城県
秋田県
山形県
福島県……2会場
茨城県……1会場
栃木県……1会場
群馬県……2会場
埼玉県……4会場
千葉県……4会場
東京都……7会場
神奈川県……4会場
新潟県……2会場
富山県……1会場
石川県……1会場
福井県……2会場
山梨県
長野県
岐阜県……3会場
静岡県……3会場
愛知県……6会場
三重県……3会場
滋賀県……1会場
京都府……2会場
大阪府……2会場
兵庫県……4会場
奈良県……1会場
和歌山県……1会場
鳥取県
島根県
岡山県……2会場
広島県……2会場
山口県……3会場
徳島県……2会場
香川県……2会場
愛媛県……1会場
高知県……2会場
福岡県……6会場
佐賀県……3会場
長崎県……2会場
熊本県……1会場
大分県……1会場
宮崎県
鹿児島県
沖縄県
というわけで、47都道府県のうち、「宮城県」「秋田県」「山形県」「山梨県」「長野県」「鳥取県」「島根県」「宮崎県」「鹿児島県」「沖縄県」の10県にだけ、「競馬」「競艇」「競輪」の会場がないことになります。
かつては、地方自治体の税収の助けになるということで、公営ギャンブル施設を誘致した時代もあったそうです。しかし、最近では運営が大変になっている自治体もあるとか。
ですから、現在の「カジノ熱」についても慎重に判断した方が良いのではないでしょうか。皆さんは、公営ギャンブルについてどのような考えをお持ちですか?
(高橋モータース@dcp)
※この記事は2014年09月17日に公開されたものです