大人かわいい! 今年の秋はダスティパステルでシックな女子を楽しもう
近年注目されている色と言えばパステルカラー。その中でも今年は、甘さを抑えた秋らしいダスティパステルカラーが流行の兆し。 ミラノコレクションで登場したのをきっかけに、「ViVi」など各ファッション誌もこぞって取り上げている様子。秋冬のイメージとは合わないと思われがちなパステルも、ダスティ系なら旬なスタイルになるんです! 特徴とおすすめコーディネートを、パーソナルカラー&スタイリストのHiromiさんに伺いました。
ダスティパステルってどんな色?
Hiromiさんいわく、ダスティとは、「くすんだ、灰色の」という意味を表す英語「dusty」のこと。それにちなんで、グレーがかったような、くすんだスモーキーなパステルカラーのことをダスティパステルと呼んでいるのだとか。「春夏のトレンドだった透明感のあるかわいらしいパステルとはちがい、落ち着いたエレガントな印象なので、大人の女性にも取り入れてほしい色です」とのこと。
また、その中でもおすすめはダスティピンク! かわいすぎてちょっと取り入れづらいピンクも、落ち着いた色味のダスティピンクであれば、コーディネートしやすいようです。このカラーアイテムを加えるだけで、印象がぐっと華やかになるのも素敵ですね。
なぜダスティパステルがトレンドカラーに?
「秋冬といえばブラックやブラウンなどのダークカラーが主流でしたが、2013年秋冬にパステルカラーが登場しました。その理由は東日本大震災や経済不安など暗い話題が多い中で、『明るい未来や希望』という願いを、柔らかく明るいカラーにて表現したためと考えられます。また、ダスティパステルに多くみられるグレーは、不安を包んで落ち着かせてくれる力を持っている色。不安を消して前に進もうとする消費者の心理が、カラーイメージと一致したのではないでしょうか」(Hiromiさん)
2013年秋冬の登場後、2014年春夏より本格的なトレンドになり、A/Wのミラノコレクションでもクロエやグッチなど有名ブランドが取り入れるなど、まさにブーム真っ最中のようです。
スタイリストHiromiさんおすすめ! ダスティパステルカラーのコーディネート例
(1)トップス使用例
ダスティパステルのシャツにメンズライクなワイドパンツを合わせれば甘くなりすぎず、かちっとした印象に。しっかり感のあるこの組み合わせはオフィスでも活用できます。なお、トップスにダスティパステルをもってくる場合は、ボトムはグレーがおすすめ。あえて色のメリハリをつけずに全体的に優しいトーンでそろえることで、フェミニン感満載なスタイルになります。
(2)ボトムス使用例
ダスティパステルのボトムを履くときは、トップスに薄い色を持ってくるのがおすすめ。こちらもトップス同様あえて薄い色を合わせることで、バランスがとりやすく、淡いカラーのボトムにありがちな膨張感を感じさせない効果も。ブルー系を今年流行のキャメルと合わせると、すっきりとした印象になります。さらに引き締め感を追加したいときは、バックやアクセサリーに目立つものを取り入れるのもよさそう。淡い色合いなのでカラーがぶつかることも少ないので、いろいろ挑戦してみてはいかがでしょうか。
まとめ
くすんで落ち着いた色合いのダスティパステルアイテムは、気軽に普段のコーディネートに組み合わせることが可能です。去年まで使用していたアイテムと組み合わせるだけでも、ぐっと旬な印象に。まずはネイルやバッグなどの小物から取り入れてみるのもおすすめです。気温が変化しやすい季節の変わり目は、カラー使いで季節を先取りするのがおしゃれ女子の鉄則。ダスティパステルで、フェミニンでロマンチックな秋冬女子に変身しましょう。
(さとうまほ/Pistachio)
※この記事は2014年09月16日に公開されたものです