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木島平村に続け! お金で買える「一日○○」3つ→「京都・二条城で一日城主」「パリのレストランで一日シェフ」

100万円で一日村長になれる……。そんな驚きのニュースがネットで話題になっています。

読売新聞社の『YOMIURI ONLINE』が8月26日に伝えたニュースによると、舞台は長野県にある木島平村。自分で選んだ地方自治体に寄付できる「ふるさと納税制度」で、木島平村に100万円寄付すれば、「村職員への朝の訓示」「村長室で記念撮影」などのユニークな特典のついた一日村長に任命されるそうです。また、村総務課が「村長になる人の興味や関心に合わせ」、「村のケーブルテレビへの出演」などを盛り込んだプランも考えてくれる予定になっているのだとか。

100万円という値段が高いか安いかは人によって判断の分かれるところですが、普段では決して味わえない経験ができる企画ですよね。

通常、「一日○○」と言えば、警察署や消防署などのPRのため、芸能人や著名人が勤める一日署長イベントなどが有名。しかし世の中には、木島平村の一日村長のように知名度のない一般人でも、条件を満たせばなれてしまう「一日○○」が多数存在しています。

ということで、今回は一般の人がなれる意外な「一日○○」をご紹介します!

必要なのはあなたの本気だけ!?  パリのレストランで一日シェフ

フランス観光開発機構のホームページで紹介されている「アン・ジュール、アン・シェフ(一日1人のシェフ)」というレストラン。ここは素人でも、料理長の指導のもとプロのシェフたちに紛れて厨房で料理できるという珍しいお店。

「あら、それなら私にもできそうね!」と気軽に思ったアナタ、現実はそこまで甘くありません。一日シェフを希望する人は、まずアントレ(前菜)・メインディッシュ・デザートの独自のコースメニューを提案しなければいけません。

そして、当日もかなりのハードスケジュール。途中1時間の休憩をはさみますが、朝9時から夜8時まで食材の受け取りから片付け・掃除まで本物のシェフ同様に働くこととなります。

つまりこれは本気でシェフを目指したい人向けのガチ企画。生半可な気持ちで挑戦してはいけません。そうそう、厨房に入るならば、フランス語もしくは英語が必要になります。……本気のアナタならば、言葉の壁くらいきっと越えられますよね!?

運かお金か。どちらかがあれば! 京都・二条城で一日城主

1994年に世界遺産に指定された二条城では、2011年よりおよそ20年の歳月をかける本格修理事業が行われています。この事業推進のために登場したのが「二条城一口城主募金」。

一口1万円からの受付となっていますが、注目すべきは寄付者への記念品と特典です。例えば1万円の場合は「入場証(1年間)」「オリジナルステッカー」、そして「一日城主(抽選)」。

気になる一日城主の概要はというと、普段は入れない非公開文化財の内部や御殿室内、修理現場などを案内される、つまり城内見学ツアーのようです。二条城での盛大な殿様ごっこを想像していた人には残念ですが、歴史マニアならば是が非でも参加したいところ。

ツアーは半年に1回実施され、抽選権は寄付額1万円ごとに1口、ペア10組が招待されます。くじ運がないと嘆く人も安心してください。100万円以上寄付すれば無条件に一日城主となることが可能です。とある情報によると「オリジナルステッカー」も二条城が水墨画調で描かれた渋く素敵なデザインのようなので、歴史に興味なくても一度募金をしてみてはいかがでしょうか。

神がかり的な運を下さい! 文化放送で一日好き放題

 スポーツ振興くじBIGで1等10億円を当てたらラジオ局・文化放送が一日自由にできる権利が買える。8月22日にそんな驚きの企画を文化放送が発表しました。その特典とは……。

「ホームページや社員名刺、すべてのジングル、社旗、本社の社名看板などに申込者の名前が使われる」「名前を入れた社歌をつくる」「複数番組に出演し各番組パーソナリティが幸運を祝福」などなどラジオ局ならではのユーモアあふれる企画のようです。

他にもロビーに自分の銅像が設置されたり、社長室が作られたりと、さすが10億円払うだけあって、これまでとは比較できない豪華さ。BIGで1等を当てるだけでも凄まじい運が必要ですが、それを文化放送につぎこむなど豪快以外の何者でもありません。

ただ、申し込み条件(予定)にある2つ目の項目には「10億円弊社にお支払いいただいた方」という記載が。企画趣旨を一蹴するようなこの一文が気になるところではありますが、それもまたラジオ局のユーモアということでしょうか。

いかがでしたか? なかなか実現の難しそうな「一日○○」ですが、その魅力は条件を満たした人だけが特別な経験ができるというプレミア感にあるようです。
高いハードルがあるからこそ、難しい条件をクリアしたときの達成感と喜びがあります。

もし今回の企画に興味があるようなら、まずは詳細を確認することろから始めてみてはいかがでしょうか。

(上原佶/サイドランチ)

※この記事は2014年09月01日に公開されたものです

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