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私はこれでやる気を出しました! 「脱・恋愛ニート」成功例

「恋愛ニート」とは、異性との交際を諦め、恋愛そのものに興味が持てなくなってしまった人のことを指すそうです。一度そのような状況に陥ってしまうと、もう一生恋愛とは無縁の暮らしをするしかないのでしょうか? 今回は「脱・恋愛ニート」に成功した女性に、体験談を語ってもらいました。

■持つべきものは友だち(ユカさん/29歳/IT関連)

「25歳のときにかなりショックな振られ方をして、それ以降、男性に興味が持てなくなっていました。仕事が充実してきた時期でもあり、毎日忙しくて恋愛どころではなかったという面もありました」

そんな「恋愛ニート状態」が3年ほど続いたというユカさん。しかし、高校時代からの親友が近所に引っ越して来たことによって、状況が変わったそうです。

「その親友は遠くに住んでいたため、長期休暇のときに会って食事をしたり、ときどき電話で話したりする関係でした。近くに引っ越してきてからはひんぱんに飲みに行くようになり、私の恋愛ニートっぷりも彼女の知るところとなりました。そんな私を彼女はとても心配してくれて……」

合コンがあれば、必ずユカさんを誘う。メイクやファッションにまで口を出す。親友のそんなおせっかいに、最初はユカさんもかなり戸惑ったのだとか。

「正直、うっとうしいとさえ思いました。でも、何度か合コンへ無理やり連れていかれるうちに、男性と話をすることが楽しいと思えるようになってきたんです。親友から言われて、メイクやファッションを気にするようになったため、自信がついたのかもしれません。やっぱり、男性から『かわいい』なんて言われたりするとうれしいですよね。

そして、ついに合コンで出会った男性とおつき合いをすることに。告白されて、OKして、デートして……。そんな恋のドキドキを、数年ぶりに体験しています」

世話焼きの親友がいたからこそ、ユカさんは脱・恋愛ニートに成功。恋愛ニートになってしまうと、飲み会や合コンの誘いが面倒に感じられるもの。そんな状態から引っぱり出してくれる友だちがいれば、脱・恋愛ニートへの近道となりそうですね。

■「脱・恋愛ニート」のカギは負けん気?(アオさん/27歳/精密機器)

「私は自分で言うのもなんですが、高校時代はけっこうモテるタイプでした。高校3年間はずっと彼氏がいましたし、彼氏がいるのに告白されることもしばしば。でも、理系の大学に進むとモテ期はアッサリ終了。というよりも、私自身が研究に没頭するあまり、男性に興味を持たなくなってしまったんです」

高校からつき合っていた彼氏と大学1回生のときに別れ、それ以降はまったく男っ気がなかったというアオさん。大学を卒業して就職しても、恋愛ニート状態は変わらなかったそうです。

「仕事が本当にハードで、徹夜になることも。そのため、通勤のファッションにまで気を使うゆとりがなくて……。同じ職場には男性がたくさんいましたが、ほとんど既婚者。私を女性として扱う男性などまわりにはおらず、私も女性であることを意識しなくなっていたんです。そんなとき、仕事の帰りに街中で、高校時代の女友だちと偶然出くわしました」

高校時代はどちらかと言えばモテないタイプだった女友だち。しかし彼女は婚約中で、はやりのファッションに身を包み、左手薬指にはダイヤの指輪が……。アオさんには、メイクも髪型も、まるでテレビタレントのように見えたそうです。

「ひと目見た瞬間、引け目を感じてしまいました。私はヨレヨレのTシャツとジーンズ。女としての差に、かなりショックを受けましたね。その上、その友だちから『アオちゃん、ずいぶん変わったね』『もっと服装に気を使った方がいいよ』『長いこと彼氏いないでしょ?』と散々バカにされて……。心底腹が立ちました。

『私が本気を出したら、アンタよりモテるよ!』と、なんだか対抗心が湧いてきたんです。その勢いで、自分改革をスタートしました」

高校時代と比べると、かなり体重が増えていたというアオさん。まずはダイエットからはじめ、メイクやファッションも少しずつ変えていったのだとか。その成果か、以前から知り合いだった男性に告白され、現在はおつき合いするかどうか思案中だそうです。すてきな恋人ができる日も近そうですね。

一度恋が面倒だと感じてしまったら、異性を意識して外見を磨くことまでおっくうになってしまうもの。そうなるとさらに異性から遠のいてしまうという、負のスパイラルが恋愛ニートになる要因かもしれません。

何かひとつきっかけさえあれば、「脱・恋愛ニート」は可能。ただ、きっかけがあっても、それをスルーしてしまってはチャンスも無駄になってしまいます。最初は気が重いかもしれませんが、チャンスが訪れたときは思い切って一歩踏み出してみてはいかがでしょうか?

(OFFICE-SANGA 森川ほしの)

※この記事は2014年08月08日に公開されたものです

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