毎日褒められている子供は「友達が多い」!?お手伝いを習慣化させる秘訣はやっぱり褒めること
ライオンは、全国の小学生の子供を持つ母親669人とその子供448人を対象に、子育てと家庭でのお手伝いに関する意識・実態調査を実施した。
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褒められる子供は自己評価が高い!?
褒められる子供と褒められない子供に、それぞれの自己評価を聞いたところ、褒められる子供ほど「友達が多い」「授業でよく手をあげる」などポジティブな自己評価が高い傾向がみられた。「学校が楽しい」「学級委員をしたことがある」割合も高く、褒められるほど積極性や自主性が高くなることも伺える。現代ママの理想と現実には開きも
理想の子育てについて聞くと、“褒める子育て”を指す母親が半数以上となり、「厳しくしつけたい」と答えたのはわずか16.4%となった。しかし、現実には「毎日褒めている・よく褒めている」母親が全体の4割に留まり、「ほぼ毎日叱っている・よく叱っている」と答えた母親が6割以上にものぼった。約9割が子供をもっと褒めてあげたいと考えており、理想と現実とのジレンマが表れる結果となった。
長期休暇は叱ることが増える傾向も
夏休みなどの長期休暇中に子供を叱る頻度については、34.2%が「増える」と回答した。「一緒にいる時間が長いから」という理由が最も多く、だからこそ「ダラダラしている」など叱る面ばかり見えてしまうという様子が伺える。“褒める子育て”に毎日の「お手伝い」が役立つ
母親が子供を褒めるタイミングは「お手伝いをした時」が7割以上と、「お手伝い」がよい機会をもたらす傾向がわかった。一方子供に「お手伝いをして良かったと思う事」を聞いたところ、お小遣いやごほうびよりも「褒めてもらえる」が54.5%と半数以上を占め、大きなモチベーションとなっていることが分かった。「お手伝い」を習慣化させるための秘訣は?
お手伝いを習慣化させるために「簡単なことに取り組ませる」と答えた母親が71.4%と最も多く、次いで「感謝の気持ちを伝える」(68.4%)となった。一方、子供にお手伝いを毎日するようになった理由を聞くと、「自分からお手伝いをした」が59.2%と最多で、次いで「親にやるように言われた」(51.1%)だった。※この記事は2014年07月24日に公開されたものです