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嫌いな上司の下で働くようになったら、考えること「相手を変えるか、自分を変えるか」

社会人になってつらいことの一つは、嫌いな相手とでもうまくやっていかなければならないこと。その相手がもしも上司だったら……正直「転職」の二文字も、頭をよぎります! でも、早まるのはちょっと待って! こんな考え方を実践することで「嫌いな上司」を「好きな上司」へと変えられるのかもしれません。

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プライマリーコントロールとセカンダリーコントロール

上司のことを「嫌な人だな」と思うきっかけは、実にさまざまです。「結果が出なかったときに、怒られた」「嫌な仕事ばかりを押し付けてくる」などの「嫌うきっかけ」には、思い当たる節がある方も多いのではないでしょうか。

実はこうした問題の奥には、「上司との意見のすれ違い」が存在しています。このすれ違いを上手に解決することで、上司を嫌う感情に変化をもたらすことも可能となるのです。

ここで覚えておきたいのが「プライマリーコントロール」と「セカンダリーコントロール」です。誰かと意見がすれ違ったときに、「相手を変えようとする」のが「プライマリー」で、「自分が変わろうとする」のが「セカンダリー」です。

それぞれの上手な使い方を紹介します。

まずはプライマリーコントロールを

嫌いな上司と接するときには、まずはプライマリーコントロールを試みましょう。自分の意見をしっかりと伝え、それが相手に届いているかを確認してください。もしもここに問題があるなら、この「確認」ですれ違いは解消されます。

二人の関係も徐々に良好になるでしょう。しかし時には「何を言っても聞いてくれない! だから嫌い!」なんてタイプの上司もいるものです。こんなときにはセカンダリーコントロールを実践します。あえて自分を変えてみることで、二人の関係にメスを入れるのです。

セカンダリーコントロールのコツ

セカンダリーコントロールを実践するときには、まず上司自身や言動に対する「思い込み」を一切排除するのがコツです。頭をからっぽにし、ただその言葉が持つ意味だけを、真剣に考えてみてください。嫌いな相手からの言葉を、素直に受け入れるのは難しいものです。

しかし気持ちを真っ白にして、ただ言葉だけを受け止めれば、そこから新たな発見もできるはず。それは、上司への小さな好感にもつながるでしょう。これがきっかけとなり、また違った一面も見えるようになるのです。

徐々に上司の態度にも変化が……

さて、セカンダリーコントロールで上司に好感を持てるようになってきたら、相手からの反応の違いにも気が付くはず。実は「好意」とは波及するもので、自分を好きでいてくれる相手を嫌うことは難しいのです。まず自分から上司を好きになることによって、上司の感情にも変化を起こすことが出来るでしょう。

「嫌いな上司」=「即転職!」と結びつけるのは、もったいないのかもしれません。同じ行動でも、それをしたのが嫌いな人か好きな人かで、大きな違いが出るはずです。まずは自分の考え方からあらためて、上司との関係を見直してみませんか?転職よりもずっと良い効果を得られるのかもしれません。

※この記事は2014年07月16日に公開されたものです

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