商品購入の決め手は? 8割が「数字」と回答。消費者の購入動向調査
生活者の意識・実態に関する調査をおこなうトレンド総研は、20~60代の男女500名を対象に、消費者の購買意欲を左右する価格表記や容量、成分含有量・濃度といった“数字”に焦点をあて、「消費者のモノの選び方」に関する意識・実態調査を行った。
【人を納得させるなら数字を効果的に使う「1gより1000mg」】
「○割引」の数字にはやっぱり弱い!?
「○割引き」や「○%オフ」などの価格表記や、「○%増量」といった容量、有効成分量などを示す“数字”の例を示した上で、商品購入の際に“数字”がきっかけ・決め手となるかを聞くと、78%と約8割の人が「ある」と回答した。特に「価格(割引されているかどうか)」や「価格(正規価格)」については53%が決め手としており、続いて「容量」(26%)、「含有成分の量」(16%)が上位となった。4人に1人が「数字がでているとなんとなく効果がありそう」と回答
算出根拠に不安や疑問はあるもののなんとなく選択
「○%オフ」や「○倍」などの数字の算出方法を見極められる自信については、73%と7割が「ない」と回答。さらに、パッケージなどに記載される算出根拠について、約半数が「意識していない」(55%)と回答した。商品購入に大きな影響を与える数字だが、その意味を多くが理解していない可能性が示唆された。また、63%が「信憑性や確実性を疑問・不安に思うことがある」と回答。その理由として、特に化粧品などの成分表示などは自分で確かめられないことが多く挙げられた。 だが、その不安や疑問を解消しないまま、“数字”で選んでいる人が一定数いる現状も浮き彫りとなった。※この記事は2014年07月09日に公開されたものです