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人を納得させるなら数字を効果的に使う「1gより1000mg」

なんとなく、ただ言葉を並べて説明されるよりも、具体的な数字を出されたほうが説得力があり、納得してもらいやすくなります。この効果を利用して、相手の思考をコントロールしてしまいましょう。

【3タイプ別! 相手を納得させる、効果的な交渉術】

数字のトリック

商品を消費者に印象付けるためには、できるだけ「この商品を買うとこんなにも高い効果が期待できる」と思わせなくてはなりません。そのために、広告や商品に付けられるラベルには、あるトリックが隠されています。

それは「数字」です。

例えば、野菜ジュースを選ぶとき、私たちはどこを見て商品を選ぶでしょうか?おいしいジュースがいくらでもあるのにわざわざ野菜ジュースを選ぶ人は、その健康に対する効果を期待しているわけです。そのため、栄養成分表示の数値が高いものを選ぶ傾向にあります。この効果を狙って、商品に関する数値を表示する際には、できるだけ数字が大きくなるように、cmよりもmmで表示するといった方法がとられています。

ミリオンセラー

書店の平積み台のところに「ミリオンセラー!」などと書かれたポップを見たことはありませんか?そして、この言葉につられてつい本を手にし、ついでにレジに持っていってしまったことも。

これは、ミリオンセラーという言葉を目にすることで、お客さんが「これはとっても売れているおもしろい本ですよ」というメッセージを受け取っているんですね。そして、「そんなにおもしろいなら読んでみようか」と思わせるわけです。

他にも食品系で「100万食突破」などという表現もよく見かけますが、日本の総人口に照らし合わせてみれば100万などという数字はそれほど多いわけではありません。これも数字のマジックなんですね。

大きな数字のほうが与えるインパクトは強い

なにかを数字で表すとき、「1」よりも「10」「100」「1000」となっていたほうが与えるインパクトは強くなります。この効果を利用して「1g」と説明するよりも「1000mg」と説明してしまったほうが、その商品に対するお客様の信頼度は強くなります。

また、数字を並べるときには大きい数字から小さい数字になるようにすると、最初に目にする数字のほうがインパクトが強くなるので「大きい」「多い」といった印象を与えることができます。

※この記事は2013年10月09日に公開されたものです

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