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実は意外と面倒!? 「ひとりで何でもできちゃう系男子」とつき合ってみた感想

台所に立つ男性

女性が社会へ出て働くようになり、男性にも家事スキルが求められる時代となりました。しかし、家事ができすぎる彼氏というのも、どうやらいい面ばかりではない様子。今回は「ひとりで何でもできちゃう系男子」とつき合った経験を持つ女性にお話を聞きました。

料理の腕にショック!(アヤさん/29歳/IT関連)

「元彼はとても料理上手でした。はじめて家に遊びにいくことになった日、私は手料理を振る舞おうと、張り切って食材を準備して行ったんです」

はじめて入った彼の部屋。とても片付いていて、いかにも家事ができる男の家といった感じだったそうです。

「でも、『キッチン借りるね』と私が言ったら、彼が、『ゴメン、自分以外の人にキッチンを使われるのが、どうしても嫌なんだ』と。彼が料理好きなことは聞いていましたが、まさかここまでこだわりが強いとは思っいなかったので……。ちょっとショックでしたね」

結局、アヤさんが準備してきた食材を使って、彼氏が腕を振るうことになったそうです。

「その手料理が本当においしかった! 私が作ろうとしていたメニューではありましたが、正直私が作ったものの何倍もおいしかったですね。次元がちがう感じです。結局、あと片付けもさせてもらえず。なんとなく、女としてショックな一日でした。

年齢的に結婚も視野に入れていましたが、おいしすぎる手料理を食べ、整いすぎた部屋を見ていると……。これはナイなと思ってしまいました」

料理にはハマってしまう男性は多いですよね。ただ、あまりにこだわりが強すぎると、結婚相手としては不向きかも。

デートのたびにダメ出し(ヒロエさん/26歳/商社)

「以前つき合っていた人が、まさに『ひとりでできちゃう系男子』。掃除、洗濯、料理と何でも完璧。いつもパリッとした服を着て、会社には自作のお弁当を持参。でも、実際につき合ってみるといい面ばかりではないんですよね……」

家事が上手なんて、女性としては助かりそうなもの。しかし、ヒロエさんの感想は少しちがうようです。

「自分のための家事を完璧にこなすのは、スゴイと思います。見習いたいとも思います。ただ、その元彼は私のやることにまで、口を出してきました。たとえば、デートで待ち合わせをしますよね。そこでまず私が着ている服へのダメ出しがスタート。『シミが落とせていない』とか『洗濯方法が間違っているから、生地が傷んでいる』とか。本当によく見ないとわからないようなことを、指摘してきます」

デート中に、前日の夕食メニューについてたずねられることも多かったそう。

「私がコンビニ弁当を買って食べたと言おうものなら、『塩分の取りすぎになる』『野菜が足りない』などとダメ出し。つき合いはじめたころは私の自宅にも招待していましたが、彼が掃除の行き届いていない部分を気にするのが嫌で……。そのうち呼ばなくなりました」

しばらくはダメ出しに耐え、改善の努力もしたというヒロエさん。しかし、そのうち我慢も限界に。結局、別れてしまったそうです。

ひとりで何でもできちゃう系男子、サイコー!(ミオさん/32歳/金融)

「私の夫は『ひとりで何でもできちゃう系男子』だと思います。結婚前に少し同棲期間があるのですが、そのときから、それはもう快適。私自身、家事は嫌いではありません。でも、仕事が忙しくなれば、家のことまで構っていられなくなるときもあります。そんなとき、彼は率先して家事をしてくれました」

男性に家事を任せると、何かと不安な面も多そうですが……。

「私のまわりの女性たちは、『男に家事を手伝わせようと思っても、できないから結局任せられない』と言います。でも、主人は掃除も私よりていねい。洗濯も色柄ものと白いものを分けたり、洗濯表示を見て洗い方を変えたり。私が出張で数日間家を空けてから帰宅しても、部屋はいつもと変わらない様子です。食事も自分で準備してくれるので、『家を空けるから、作り置きしておかなくちゃ!』ということはありません」

こんなご主人を持ったら……奥様は幸せですね。うらやましい限りです。

「それでも、できる限り家事は私がするように心がけています。やっぱり結婚したからには、『奥さんが家事をしてくれる生活』を味わってほしいと思うんです。ただ、手が回らないときには手伝ってもらえる。安心して任せられる。これが『ひとりで何でもできちゃう系男子』の魅力ではないでしょうか?」

彼がひとりで何でもできちゃうからと言って、甘えすぎないところが夫婦円満の秘訣なのかも。

まとめ

お互いが相手のことを考えられたら、「ひとりで何でもできちゃう系男子」は理想の結婚相手といえそうです。しかし、男性が何でもひとりでこなす生活に慣れてくると、今度は家事へのこだわりが強くなることも。もちろん家事はできたほうがいいと思いますが、度が過ぎていないかどうかはチェックしておくべきかもしれませんね。

(OFFICE-SANGA 森川ほしの)

※この記事は2014年06月26日に公開されたものです

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