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年収「1,500万円~2,000万円」の残業時間平均は60時間超―年収「300万円~500万円」の平均は45時間強

平均残業時間(月間)の年齢別推移

企業リサーチサイト「Vorkers」を運営する株式会社ヴォーカーズは、同サイトに投稿された“社員による在籍企業の評価レポート”68,853件から、『残業時間』を対象にデータを集計、分析結果を6月24日に発表した。

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対象データは、2007年7月~2014年5月に投稿されたレポート。ただし、「年収別の平均残業時間(月間)」「年収・年齢別の平均残業時間(月間)」「職種別残業時間(月間)ランキングTOP30」については、2013年6月からのレポート18,460件を対象として、データを分析した。

月間の平均残業時間をグラフにすると、20代~30代にかけてはほぼ平坦で推移し、40歳前から減少を始めるという形となった。

月の平均残業時間は「30時間」が最も多く14.5%、次いで「40時間」が13.7%。20時間~40時間が全体の41.2%を占めるボリュームゾーンとなり、毎月の勤務日数を平均20日程度とすると、1日あたり約1~2時間の残業をしている人が多いという結果となった。なお、全体の平均残業時間は約47時間。

平均残業時間(月間)別の回答者割合

月間平均残業時間を年収別で見ると、回答者数は少ないものの、年収「1,500万円~2,000万円」の平均が60時間を超え、最も長い結果に。一方、回答者の多かった年収「300万円~500万円」では、月間平均が45時間強となり、年収「1,500万円~2,000万円」との差は約15時間となった。

年収別の平均残業時間(月間)

年収別の残業時間を、さらに年齢層別に区切って集計すると、どの年代においても概ね年収が高い人ほど残業時間が長くなる傾向に。中でも、35~39歳で年収「1,000万円超」では、月間平均が70時間を超えた。

年齢・年収別の平均残業時間(月間)

残業時間の多さを業界別でランキング化したところ、トップは「コンサルティング、シンクタンク」で、月間平均残業時間は80時間を超える結果となった。職種別ランキングも同様に、「コンサルタント関係」が上位となっている。2位は「広告代理店、PR、SP、デザイン」で78.6時間、3位は「建築、土木、設計、設備工事」で70.8時間。一方で平均残業時間が短い業界は、「自動車、自動車部品」「日用品、化粧品」「化学、石油、ガラス、セラミック」「電力、ガス、エネルギー」等の、いわゆる第二次産業に属している業界が多く挙がった。

業界別残業時間(月間)ランキングTOP30

職種別残業時間(月間)ランキングTOP30

※この記事は2014年06月24日に公開されたものです

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