お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

いくつ知っている?○○発祥の店「カツカレー:グリルスイス」「カレーうどん:三朝庵」

煉瓦亭

洋食メニューの定番の一つ、オムライス。「大好き!」という人も多いでしょう。このオムライスですが、発祥の店といわれているのが東京にある「煉瓦亭」と大阪の「北極星」の2店舗(他にも発祥と名乗るお店があるそうです)。

【みりんはいつ入れる? 調味料「さしすせそ」の順番とタイミング】

今回は、こうした今では定番となっているメニューの「発祥のお店」を紹介します。

●カツカレー
カレーメニューの定番の一つであるカツカレー。このメニューは東京・銀座にある洋食店『グリルスイス』(銀座スイス)が発祥といわれています。店の常連だった東京読売巨人軍の千葉茂選手が「カツをカレーに載せて出すよう」に注文したことがきっかけで、正式メニューになったそうです。

現在でも『千葉さんのカツレツカレー』という名前で提供されています。

●カレーうどん
カレーつながりで、次はカレーうどんです。発祥といわれているのが、東京・新宿区にある『三朝庵』というおそば屋さん。江戸時代から続く老舗です。カレーうどんは、1904年ごろに発明されたといわれています。ちなみに、カツ丼も三朝庵さんが考案したものだそうです。

●たこ焼き
大阪のソウルフードであり、粉モン文化の象徴の一つでもある「たこ焼き」。大阪市の西成区にある『会津屋』というお店が発祥です。1933年に誕生し、誕生当時は「ラヂオ焼き」という名前で、現在のようにたこだけでなく、お肉やコンニャクなどが入っていたそうです。

ちなみに、もう一つの代表的な粉モン「お好み焼き」は、諸説ありすぎて不明のようです。

●長崎ちゃんぽん
長崎県の名物料理「長崎ちゃんぽん」。リンガーハットなどのチェーン店が全国展開し、今ではどこでも食べられる料理です。この長崎ちゃんぽんですが、発祥は長崎県長崎市にある『四海樓』さんとされています。今から100年ほど前に、中国からの留学生のために考案したそうです。

●冷やし中華
暑くなるこれからの季節は特においしい「冷やし中華」。発祥とされるお店はいくつもありますが、特に有名なのが東京・神田の『揚子江菜館』と宮城県仙台市の『龍亭』です。両者ともに1930年代に開発したそうです。

機会があれば両者の食べ比べをしてみたいですね。

●ナポリタン
喫茶店の定番メニューの一つ「ナポリタン」は横浜が発祥の地といわれています。最初に提供したのは『ホテルニューグランド』というホテルです。戦後、アメリカ兵がパスタにケチャップをかけているのを見たことがきっかけで、ナポリタンが誕生したそうです。

●つけ麺
今では全国各地に専門店がある「つけ麺」ですが、発祥は東京・池袋にある「大勝軒」です。創業者の山岸一雄さんが考案したもので、1961年の開業から今でもずっと多くの人に愛されています。

●あんぱん
今ではすっかり普遍的なものとなった「あんぱん」ですが、誕生したのは今から140年前の1874年。東京・銀座にある「木村屋」さんが発祥のお店です。1875年には、天皇陛下へ献上されました。ちなみに、ジャムパンも木村屋発祥のパンだったりします。

今では定番となったメニューも、こうしたお店がなければ誕生しませんでした。紹介したメニューが好物という人は、元祖メニューはどんな味なのか、一度味わってみるのもいいですね。

(貫井康徳@dcp)

※この記事は2014年06月17日に公開されたものです

SHARE