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胸キュンな恋から禁断の愛まで! この夏オススメの恋愛映画3選

百人いれば百通りのストーリーが存在するのが恋愛。たったひとつの正解はないけれど、さまざまな恋の物語に共感し、そこから学ぶものは必ずあります。だからこそ、小説、歌、詩など表現の世界でも恋愛は永遠のテーマ。これから夏にかけて公開される中から、よりすぐりの恋愛映画を紹介します。

●その1『her/世界でひとつの彼女』(6月28日公開)
人工知能(AI)に恋する孤独な男性が主人公。離婚寸前の妻を忘れられない彼がPCにインストールした対話機能を持つOS“サマンサ”と会話を重ねるうち、互いに惹かれ合って恋に落ちます。サマンサの声をスカーレット・ヨハンソンが担当。快活でユーモアたっぷりの会話術から思うのは、男性が女性に求めるもの、特にずっと一緒にいたい相手に求めるのはやっぱり明るさが一番なのかも、ということ。言いなりになるという形ではなく相手を思って行動することが、恋を愛に変えていくプロセスかもしれません。

Photo courtesy of Warner Bros. Pictures

 

●その2『ホットロード』(8月16日公開)
80年代に大ヒットした人気コミック『ホットロード』の映画化。昨年大ブームになったNHKの連続テレビ小説「あまちゃん」の能年玲奈がヒロイン・和希を演じます。母親から愛されず、寂しさを抱えていた孤独な14歳の少女と刹那的に生きる暴走族の17歳の少年の切ない純愛物語は、十代の一途でまっすぐな心を描いていて、まぶしいくらい。相手役の洋志を演じるのは三代目J Soul Brothersの登坂広臣。『ソラニン』や『僕等がいた』シリーズの監督が手がける美しい映像に、ピュアな気持ちが呼び覚まされます。

(C)2014「ホットロード」製作委員会 (C)紡木たく/集英社

●その3『私の男』(6月14日公開)
浅野忠信と二階堂ふみ主演の『私の男』。北海道・奥尻島の大地震で家族を亡くした少女と、彼女を引き取った遠縁の男の禁断の関係が描かれます。北海道の小さな町で寄り添うように暮らしていた2人の関係は、やがて他者にも気づかれてしまい……。大きな秘密を抱えた2人が理屈を超えて惹かれ合う姿は衝撃的。誰にも邪魔されず2人で生きるためには手段を選ばない。そんな彼らに素直に共感できないけれど、すべてを捨ててのめり込んでいく情熱、少しずつ変化するヒロインの心情を通して、恋について深く考えさせられます。

(C)2014「私の男」製作委員会

自分以外の誰かを想い、相手のことを考えるだけで幸せになったり、愛し合うからこそぶつかり合ったり傷つけ合ったり……。恋と向き合うときのヒントに、恋愛映画もぜひチェックしてみて!

(冨永由紀)

※この記事は2014年06月07日に公開されたものです

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