お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

浴室やクローゼット……場所によって異なる「カビの効果的な退治方法」は?

気温が上昇し、さらに湿度も高くジメジメするこれからの時期は、住まいにカビが発生しやすくなります。お風呂場やお手洗い、キッチンなどの水まわりをはじめ、カビが生える場所はさまざま。また種類も一つではありません。そこで今回は、家の中ではどんな種類のカビが発生しやすいのか、住まいとカビの関係を紹介します。


■身近なカビの種類
地球上には、少なくとも3万種以上のカビが存在しているといわれています。そのなかでも、私たちの身近な場所に発生しやすいカビには、次のようなものがあります。

・黒カビ……カビの中でも、湿度が特に高い場所に生えます。家のなかでは、浴室や壁、野菜、衣類などによく発生します。

・青カビ……冬場に、みかんや餅に発生するのはだいたいこのカビです。家具や押し入れ、畳などに発生することも。

・すすカビ……果物や農作物などによく見られます。身近なところでは、シャワーカーテン、ゴム手袋、クーラー内部などに発生します。

では次は、家の場所別で効果的なカビ対策方法を紹介しましょう。

■浴室は汚れを落とし充分な換気を
温度も湿度も高く、人の垢や石けんカスなどカビの栄養源となるものが多い浴室。カビにとってこれほど居心地の良い場所はありません。一番の対策は、日頃から掃除をこまめに行うこと。また入浴後には、床や壁に飛び散った泡をしっかりと流しましょう。浴室乾燥機がない浴室は、換気扇を一日中回しておく、あるいは窓をできるだけ開けるようにして、充分に換気しましょう。

■食べ物の汁や油はカビの大好物!?
水回りのなかでもキッチンは浴室の次にカビが発生しやすい場所。やはりここでも大切なのは、日頃の掃除と換気。調理の時に飛びちった食べ物の汁や換気扇にこびりついた油などはカビの大好物です。できるだけ、こまめに掃除しましょう。またお湯から出る水蒸気もカビの原因に。においが出ない料理を作っていたとしても、換気扇を回したり窓を開けるようにしましょう。

■汗を吸い込んだ布団は天日干ししてからしまう
気密性の高いクローゼットや押し入れは、湿気が溜まりやすく、カビにとって快適な住空間。とくに布団は睡眠中にかいた汗をたっぷり吸収しているので、注意が必要です。晴れた日には天日干しして、しっかりと乾燥させてから収納しましょう。また部屋を換気する際に、押し入れの左右の戸を少し開けて風を通すのも有効です。

カビを発生させないためには、やはり日頃の掃除と換気が重要。ふだんはさぼりがちでも、この梅雨時にはしっかりと対策しておきたいですね。

※この記事は2014年06月02日に公開されたものです

SHARE