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マットもない!ホースもない!象印の新型布団乾燥機「スマートドライ」の威力!

象印の新型布団乾燥機「スマートドライ」

皆さん、今売れ行き絶好調な「布団乾燥機」があるのをご存じでしょうか。象印マホービンの『スマートドライ』です。製造が追い付かないぐらい売れているのですが、この新型布団乾燥機はどこがそんなにスゴイのでしょうか!?

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布団は干したいけど……

単身者の悩みの一つは、「布団を干す時間がないこと」ではないでしょうか。お日さまが出ている時は働いていますし、休日は遅寝したいですよね。ふかふかの布団で寝たいと思っても、なかなか実現できません。

仕方がないというわけで、筆者も以前布団乾燥機を購入したことがあります。しかし、これがけっこう使わなくなるものなのです。というのは、布団の上にマットを広げ、本体とホースでつなぐ、スイッチを入れると本体から温風がゴーッと出て布団を乾かす……というもので、セットするのもしまうのも面倒なのです。

「布団乾燥機は、買っても使わない家電の代表」といった意見も多いのです。

ホースとかなくてもいいんじゃね?

出し入れも面倒なので、そのうち使わなくなってしまう布団乾燥機なのですが、そこに『スマートドライ』が登場したわけです。

『スマートドライ』には、今までの布団乾燥機のような、マットやホースといった付属品がありません。本体から出る温風だけを使って布団を乾燥させるのです。「セットが面倒で使わなくなるのなら、それを外しても乾燥できるようにしよう!」というわけです。

ですが、それを実現するのはかなり難しいことだったのです。
開発を担当したスタッフは、以下のような点をクリアしなければなりませんでした。

マットやホースをなくす
布団を隅々まで温める
安全性の確保

マットやホースをなくしても布団を隅々まで温めるために、温風の吹き出し口は特殊な台形をしていますし、またモーターやファンについても工夫が凝らされています。これらは開発者の試行錯誤の結果、生み出されたものです。

また、スマートドライでは、安全性を確保するために、ヒーター部の保護、本体の異常高温を感知して動作を止めるなどの機能が盛り込まれています。

「いわれなくても、できるんだったらとっくにやってる!」ことを可能にするのが技術開発なのだと、改めて思わされますね。

スマートドライの使い方!

実際にスマートドライの使い方を見てみましょう。

1.本体を開く

2.敷き布団と掛け布団の間に差し込んでセット

3.ボタンをオン

これだけなのです。
温風の吹き出し口が可動式なので、例えば靴の乾燥といった用途にも使えるようになっています。

当初予定の2倍以上の売れ行き!

象印マホービン株式会社 広報部にお話を伺いました。

――「スマートドライ」の開発には苦労されたようですが。

広報部 弊社は布団乾燥機としては後発となるので、他社にはない、インパクトのある商品が必要でした。また、安全面についても非常にこだわった商品のため、開発は困難の連続でした。

――顧客からの評価はどのようなものですか?

広報部 おかげさまで大変ご好評いただいております。「買っても使わない家電」の代表ともいわれていた「布団乾燥機」ですが、ユーザーさまから「毎日使っている」などのお声を頂き、うれしい限りです。ただ、人気ぶりに一部生産が追い付かず、供給面でご迷惑をお掛けしていたので、申し訳なく感じております。

――現在の出荷台数はどのようになっていますか?

広報部 当初の計画の2倍以上の売れ行きです。

「マットやホースの不要な布団乾燥機」は市場に大きなインパクトを与えて絶好調のようです。やっぱり、皆さん「ホースとか面倒だなあ」と思っていたのでしょうね(笑)。「不満は進歩の第一歩」とはよくいったものです。

⇒象印マホービンの「開発秘話」のページ
http://www.zojirushi.co.jp/corp/hiwa/hiwa/15.html

(高橋モータース@dcp)

※この記事は2014年05月24日に公開されたものです

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