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ノルウェーという国名の語源に隠された深~いワケは?

なにげなく口にしている世界各国の国名ですが、意外と深い意味が隠されていることがあるのだとか。国の名前には、どんな由来があるのか? 知っているようで意外と知らない、国名のあれこれを紹介します。

Q.ノルウェーは英語読みでノルゲ。意味は古ノルマン語で「ノールウェグ」といいますが、さて、これを日本語で訳した場合になんという意味になるでしょうか?

A.正直者の国
B.北の道
C.すごい平和の国
D.ボートをこぐ白い人

 


答えは「B.北の道」でした。

■ノルウェーはなぜ「北の道」という名前なの?

前項でご紹介した「正直者の国」はブルキナファソ。「すごい平和の国」はブルネイ・ダルサラーム国、「ボートをこぐ白い人」はベラルーシ共和国のことです。日本はもちろん「日、出ずる処(日の元)」という意味があるのはご存じの方が多いと思います。それぞれ国名を日本語で訳すと「そういう国なんだ」ということが一目でわかり、おもしろい発見がありますね。

ノルウェーはスカンジナビア半島からグリーンランドへ向かう航路、北航路の途中にある国だったため、北航路を指す「ノールウェグ(北の道)」という言葉が、そのままノルウェーという国を指す言葉になったようです。船でノルウェーを訪れる人がたくさんいたために、きっとこの名前になったのかもしれません。

■グリーンランドの名前をつけたのは、ノルウェーのバイキングだった?

グリーンランドは直訳すると「緑の島」。なんでもこの名前、もともとはノルウェーに住んでいたバイキング「赤毛のエイリーク」という男が、グリーンランドを発見した帰り、その当時に住んでいたアイスランド国内で「緑の島」と宣伝して回ったため、ついた名前なのだとか。

ちなみにこのエイリークにまつわる逸話には、まだまだおもしろいものがたくさんあり、なんとエイリークの息子であるレイフ・エリクソンは、コロンブスよりも先にアメリカ大陸を発見したという一説があります。親子そろって新大陸を発見したという一説がもし事実なら、コロンブスよりも有名になり得る、すごい親子だったことがわかります。冒険や探検が、ものすごく好きな一家だったのでしょうね。ノルウェーにもバイキングにまつわる伝説がもろもろあります。寒冷な気候で食料に乏しく、海に乗り出すしかなかった人々がバイキングとなっていったそうです。

国の名前には、ただ単なる文字の羅列以上の、深い意味が隠されています。興味がある方は、一度世界各国の国名を日本語に訳してみてください。その国の知られざる深い歴史が明らかになるかもしれません。

(ファナティック)

※この記事は2014年05月19日に公開されたものです

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