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北京ダックが丸々一羽で3,980円!?激安なのに味は本格派の穴場中華店「中国茶房8」

北京ダックと言えば、めったに食べられない高級料理。せっかく機会があったとしても、食べるのは皮の部分だけ。「えっ、もう終わり?」というのが毎回の正直な感想だ。一度でいいから北京ダックを思う存分食べてみたい!……無理な話かと思っていたら、北京ダックでお腹いっぱいにさせてくれるお店が都内にあるらしい。

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その店とは、都内ほか全国5カ所に店舗展開する「中国茶房8」。総本店である六本木店を取材した。

●北京ダックを丸ごと食べ尽くす!
北京ダックが焼き上がると、シェフが丸ごとテーブルまで運んできて、目の前で切りさばいてくれる。ここまではそれほど珍しい光景ではない。注目すべきは、ここからのシェフの手元。皮だけを薄く削ぐのではなく、肉もいっしょに、かなり分厚くカットしているのだ。

実は本場北京では、このように肉厚にカットするスタイルが一般的なのだとか。
カットした皮は、キュウリやネギ、自家製テンメンジャンとともに、カオヤーピンという薄い生地に包んでいただく。皮が肉厚な上、たっぷり切り分けてくれるので、3?4人でシェアしても物足りなさはない。テンメンジャンのほか、レモンダレ、辛口テンメンジャンと3種のタレが用意されているのもうれしい。

さらにこの店では、残ったダックの肉は炒め物に、骨はガラスープにして出してくれる。鴨肉をモヤシやニンニクの芽といっしょに炒めた炒め物は、ピリ辛の本格的な味。ガラスープにはコラーゲンが豊富に含まれているので、美肌効果も期待できそうだ。

皮、肉、骨と北京ダック一羽を丸ごと食べ尽くして、料金は3,980円。4人でシェアすれば、一人1,000円以内でおさまる。信じられない激安ぶりである。

●安さの秘密は?
北京ダックは安くても6?7,000円はするものだが、なぜこんな料金設定が可能なのだろうか。店舗マネージャーの西村昭彦さんによると、「現在は、原料にヨーロッパ産の鴨を使っていますが、海外から直輸入し、配送も自社便で行っています。

中間に入る物流コスト、卸コストを抜いた結果、この低価格を維持できています」とのこと。

北京ダック専門店の看板を掲げるが、実はその他のアラカルトメニューもかなり豊富。北京ダックとあわせてぜひ食べておきたいのが、水餃子。3個158円?とお手ごろ価格だが、皮から手作りで20種類以上から選べる。

客のほぼ全員が注文するという人気メニューだ。そのほか、50種類以上ある小皿前菜(1皿280円?)も、何品かオーダーしたい。

六本木ヒルズの目の前に位置しながら、驚くほどの低価格で本格中華が楽しめるこのお店。中国人・欧米人向けの辛味をきかせた味付けが日本の中華料理好きにも支持され、意外な穴場として、食べログでも点数3.5以上と評価は高い。

まるで本場中国にいるかのような独特の雰囲気も評判だ。

曜日・時間帯によっては混み合うため、一週間前からの予約がおすすめ。「月曜、火曜は比較的予約が取りやすく、ゆっくりできますよ」(西村さん)。宴会や女子会にはもちろん、24時間営業なので、仕事帰りや週末の遊び帰りの深夜メシにも使える。

覚えておいて損はない店だ。

【店舗データ】
店舗名:北京ダック専門店 中国茶房8 六本木店
所在地:東京都港区西麻布3-2-13 コートアネックス六本木2F
営業時間:24時間営業
定休日:無休
HP:http://www.roppongi8.jp/
ほかに、恵比寿、赤坂、新宿、心斎橋に店舗あり

【その他メニュー】
・麻婆豆腐850円
・豚足と栗のトロトロ煮880円
・中華風ニョッキのトマトソース炒め880円
※平日ランチ(メイン料理に、ごはん、サラダ、スープ、ザーサイ付)550円?、生ビール(グラス)580円

※この記事は2014年04月26日に公開されたものです

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