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「分担盛り」「セット食べ」!? 意外に知らないブッフェのマナーと上手な楽しみ方

東龍

ブッフェ

ブッフェやビュッフェ、バイキングなどさまざまな呼び名があるが、基本的にはすべて同じ「食べ放題」サービスを指す

ホテルのレストランや、飲食店の目玉サービスとしてよく目にするブッフェ。女子会やスイーツ男子ブームの影響か、最近はデザートバイキングを提供しているレストランも多くあります。気に入った料理を好きなだけ食べられることが魅力だけれど、気づかないうちにマナー違反をしているかも!? 意外と知らないマナーや食べ方のコツを、ブッフェ評論家の東龍さんに教えてもらいました。

■「分担盛り」はNG! 効率がいいのは「セット食べ」

「席を立つ回数は最小限がいいと思っている人も多いかもしれませんが、ブッフェは何度も取りに行くことがマナーです! また、1人はサラダ、1人はお肉といったようにグループで『分担盛り』するのも食べ残しやすくなってよくないですね」

ブッフェでもっとも悪いとされているのは、食べ残し。料理の持ち帰りも当然NGです。何回席を立っても失礼にはならないので、食べきれる量を少しずつお皿に盛りましょう。

効率のいい食べ方は、前菜→主菜→デザートのパターンを何回も繰り返す「セット食べ」。デザートを挟むことで口の中が切り替わるため、次の前菜へスムーズに移れます。また、たくさん食べるために前の食事を抜くのは逆効果。胃が準備できておらず食が細くなってしまうので、むしろ軽く食べてから行くのがおすすめだそう。

■デザートは「ちょっと盛り」を繰り返す

「女性に人気のケーキバイキングも、もちろん食べ残しは御法度。デザート同士がお皿の中でくっつかない程度に『ちょっと盛り』して、何度も取りに行ってください。量をたくさん食べたい人は、ゼリー系の軽いものから生クリームを使ったケーキへ移っていくといいでしょう。その際は、苦みで舌をリセットできるブラックコーヒーを一緒に飲むのがおすすめ。炭酸飲料はお腹がふくれてしまうので避けてください」

消費税が上がる今、定額でお腹いっぱい食べられるブッフェは私たちの大きな味方。マナーを守りつつ、コツをふまえて効率的にお食事してみては?

(石井瑞穂 アバンギャルド)

※この記事は2014年04月24日に公開されたものです

東龍

ブッフェ評論家・グルメジャーナリスト、All Aboutガイド。1976年台湾生まれ、後に日本に帰化。TVチャンピオン「食べ放題通選手権」で優勝。食べ放題店データベースサイト「すみれ草201」(http://www.sumire201.com/)を主催。主な著書に「夢みるブッフェ」(長崎出版)がある。

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